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平成17年/下半期/芥川賞

(糸山秋子作/沖で待つ/一行目は)―「しゃっくりが止まら、ないんだ」―誰か山田くんのしゃっくりとめた、げてー!...

こんな夢を見た070630

こんな夢を見た。右腕がひどく痛い。あまりに痛いので、それをかばう様に生活しなければならない。かばっているうちに左腕までも痛くなり、私の両腕は痛みのために使い物にならなくなり、仕方なく足を使うようになり、使っているうちにやはり足も痛くなり、私は動けなくなる。声が出なくなる。目が開かなくなる。口が開かなくなる。意識が薄れていく。かすかな、わずかに残る意識の中で私は感じた、私はお地蔵さまになっており、私...

昭和52年/上半期/芥川賞

(三田誠広作/僕って何/一行目は)―びっしりと蔦が絡みついた図書館の壁に沿って、一日じゅう陽のあたらない湿っぽい日かげの帯が続いている。―あのスパイダーマンはそういう頑張れば登れそうな壁を好んで登る。...

こんな夢を見た070629

こんな夢を見た。電車事故に遭う。私は生き残り、さまざまな検証現場に立ち会わされる。最初は協力的だったが、いかにも、その運輸会社はずさんでどうしようもない、という世の中の風潮に嫌気がさす。単純に傾いてしまうお前らはなんなのだ、ということを同じく生き残った男の子に話そうと思う。目覚め。...

こんな夢を見た070627

こんな夢を見た。虐待を受けている少女。親が、保護するものがいないため、ひどく汚い。頭も数年洗っていないようで、よく見ると、少女の頭皮にうじが這っている。うじは、頭の中にめり込んでみるみる太く長くなる。哀れ、ひどく気持ちの悪い、目覚め。...

昭和63年/下半期/直木賞

(藤堂志津子作/熟れてゆく夏/一行目は)―海沿いの街にきてから三日目、眼ざめと同時に律子は寝台からとび降りた。―寝台に巻貝が敷き詰められている。...

愛らしさ9倍 京阪三条

うぽぽ、といいながら男が通り過ぎる。うぽぽぽ。わたしはふいにそいつの後頭部を殴りたくてたまらない。そして、その欲求に忠実な格好で、殴り倒す。殴り倒す際、勢いを思い切りつけたものでロングスカートはふんわりと浮き上がって、ブルーの下着は後ろの男子中学生軍団に見えたかもしれぬけれどかまうものですか。うぽぷおーと倒れる。首を折るつもりで殴ったので当然。はは、と低く笑い私は天に向けて、拳突き上げて、せいっ!...

5・7・5

唇は東の方へ向いて尖った...

平成11年/上半期/直木賞

(佐藤賢一作/王妃の離婚/一行目は)―結婚しよう、とフランソワはいった。―結婚しよう、と肩の九官鳥もいった。...

殺人者たちと対話しない

まず水責めだ。とアッバスは言ったあとでうひひ、と笑った。それから丸太で殴ってやれ。対話の必要はない、全く無い。丸太で、肉がえぐれるまで殴ってやり、その傷に焼き鏝を当てて、からしを塗れ。うひひ。それからそれからね、ぼくね、燃やしたいの、燃やして、消火して、燃やすの、それを繰り返すのいいでしょ、と乞う様な口調に涎が垂れる。彼は眠っていて、とても幸福な夢を見ているのだろう、と私は想像している。...

平成15年/上半期/直木賞

(村上由佳作/星々の舟/一行目は)―受話器を置き、目をあげると夜明けだった。―急いで鎖帷子を脱いだ。...

この男 銀座ティアラ強盗

こいつが2億のティアラを盗んでいった男だという。ビデオに映っていた男は眼鏡がキラリ☆。髪はぼさぼさで、髭がある。オルタナティブロックバンドのフロントマンのようである。いや、渋くベースでも弾いているかのような陰で支えるタイプのようである。男はにゅんと動いて店内に入る、まったく不自然なところはない。その数分後に同じ顔して店内から出てくる男は確かに、こちらに向かって、つまりカメラに向かって、にあと笑いか...

こんな夢を見た070625

こんな夢を見た。眠っている。乳首のとこを衣服の上から触られる感じが止まず、なんだなんだと思いながらも、体は動かせない。金縛りというやつか、これが。すけべえな金縛りだ。苦しい。むうと唸る。そのうちほんの少し気持ち良くなってくる、ちくしょ!と精一杯の力を持って起き上がる、目覚め。...

5・7・5

雷鳴鳴りて草履の上に唾を吐く...

ブルータス、日陰であればよい

太い幹に耳を当てる感覚も遠く、切ったばかりの髪が頬に触れるたびにその弾力で私のほうが押し出されそうになり、だからもっと強く抱きしめなければならない。いいか、いや、よくない。よくない。太陽は高く、まず葉に届く、肉厚な緑色の葉に注ぐ。葉は緑色の部分を跳ね返し、その下の空間に太陽光線が落ちようとするのを遮る。まだだ。蟻が這い上がってくるのを払いのける勇気はまだない。...

平成11年/上半期/直木賞

(桐野夏生作/柔らかな頬/一行目は)―石川の脛には子供の時に鉄条網で怪我をした痕がある。―石川家は貧乏で、布団っぽいのがそれしかなかったのだ。...

豚混入、社長が指示

なななんと、なななんと、と社長は二度言った。「どうしましたか?」「これを見たまえ杉浦君」「なんでしょう」「牛に豚を混ぜてみた物だ」「ほう」「これを食べてみたまえ」「生憎あまりおなかが減っておりませんが」「いいからいいから」「では、食べてみましょうか」「どうぞどうぞ」「わあ、おいしー!」「だろう?」「びっくりー!」「でしょう?」「革命だ!」「私はこれをもって我が生涯の発見とする」「異議なし」...

こんな夢を見た070623

こんな夢を見た。漫画喫茶のロビー、共有スペースで手を洗い外へ出る。ザ・モンキーズのデイドリームビリーバーを歌いながら階段を自転車で下っていく。上ってくる人がいて、非常に邪魔扱いされながら、下までたどり着く。ぐーんとむこうまである世界が広く感じる。目覚め。...

平成4年/上半期/芥川賞

(藤原智美作/運転士/一行目は)―二本のレールがカミソリのように光る。―足音も立てずに歩いてきたトーマスが低く笑う。...

5・7・5

お抹茶のプリンのような丘に立つ...

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