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ことばは三角こころは四角/ワルツを踊れ

19枚目のシングルはワルツを踊れからのシングルカットで映画の主題歌になりましたレイハラカミさんが音楽を担当した天然コケッコー。グッドミュージックバンドたる所以のイントロが耳に残ります。くるりの音楽は、少し遅くても少し早くてもいけない、わたしたち世代のど真ん中を走っているから、音楽とかそういうものを越えて大切なものなのです。なくてはならないものなのです。ゆずを否定するわけではないですよ、夏色なんて絶...

しんしん

お風呂に入ると私はまず身体を洗ってね、石鹸あわ立てて、タオルとか使わずに、泡を身体に塗りたくって、汚れを落とす。つるつるする。ごしごしとやらないほうが肌にはいいんだと、前に付き合ってた人が教えてくれて、それ以来ずっと私はそうやって身体を洗っている。一通り洗い終えたら、湯に身体をつけて、ああん、と唸り、持ち込んだ歯ブラシで歯を磨きながら、同じく持ち込んだ本を読むことにしている。一番落ち着く場所で、ホ...

昭和53年/上半期/直木賞

(津本陽作/深重の海/一行目は)―孫才次は二番鶏が鳴いたあと母のぶんに揺りおこされ、灯芯のゆらめく明かりのなかで朝食のうけじゃと、前日の夕食の残りものであるうでた克鯨の腸を手早く喉へ流しこんだ。―すぐに吐き出してまた咀嚼し流し込んで吐き出して咀嚼し、長持ちさせた。貧乏だった。...

5・7・5・7・7

泣く友の肩を撫でつつ赤ワイン大人みたいに傾けている...

欲望531?540(君はまるで天使の羽の糞尿で汚れた部分みたいだ)

・日の沈むほうへ駆けてく・波はこそばゆく足の指先に触れる・水を掛け合って幸せだと感じる・貝殻に耳をあて波の音を聞く・寝そべって星を数える君の横で・君の方がきれいだよってつぶやいて・思いっきり照れながらこちらを向いた君の・唇にそっと僕の指先を当てて・内緒だよ・という週末のアバンチュール...

昭和11年/下半期/直木賞

(木々高太郎作/人生の阿呆/一行目は)―「お祖母さん、良吉は今日どこへゆきました」―「風呂へ」...

BEST FLOWER/サニーデイ・サービス

サニーデーサービスのB面ベストアルバム誰が呼んでいるのか通称花盤です。同時リリースされた「BEST SKY」(空盤)はなんとなく、各アルバムにはいっとるしええかと二の足を踏んで買ってないんですよ。しかしいうてたら、ツタヤの中古販売コーナーでサニーデー・サービス完全ボックスみたいなの売ってて、なんじゃこりゃあ、と立ち尽くしたんですよね。インディーズ時代を含めて全タイトルアルバムとシングルを詰め込んだ...

ちょおちょ

「ちょおちょ」 あこが笑うとゆるい風が僕の額をさわさわと触りながら抜けていくよう。 あこは僕の子で、当然、妻の子で、しかしあこがまだ乳児で母乳を必要とする頃、妻には夫以外に恋人がいて、つまり不倫していて、ある日電話で「ハンバーグと冷奴が冷蔵庫に入ってるからじゃあね」と言ったきりどこかへ消えてしまった。僕は冷たいハンバーグを温めもせず、冷奴とともに食べながら、豆腐ハンバーグを作ったら手間が省けたのに...

昭和34年/下半期/芥川賞

(戸板康二作/團十郎切腹事件/一行目は)―今年の五月、中村雅楽が一週間、K大病院の特別病棟に入院した。―「ああ、そうだ、雅楽と、呼んでくれ」彼は尿を採られながら主任看護婦に言った。...

5・7・5・7・7

焼き芋の冷めてこたつの真ん中にありつづけるというこの空気...

昭和56年/上半期/芥川賞

(吉行理恵作/小さな貴婦人/一行目は)―知人から届いた老舗の鮭の壜詰がおいしかったので、病気の叔父に同じ品を送るようにと母に頼まれた。―老舗の親父「えっ!うちに鮭の壜詰なんてないぜ。あるのはガラス製の鮭だけさ」...

お願いあたしをだまして2

(鯉に恋して倉敷編14)ゴミ箱の向こう側にあるのは何ですか?やはりゴミ箱ですか?木目を活かした自然の公共物。気を使っていますね。ずいぶん細部に。なんだってなれるんだ。僕等はまだなんにだってなれる。そうだ、そうに違いない。鳩よ!飛び立つ小鳩よ!...

お願いあたしをだまして

(鯉に恋して倉敷編13)もうどれぐらい昔の話でしょうか。さぼっていたわけじゃないけどね。面倒くさくなってきただけだから。で気が向いたら写真を使うのです。倉敷の夫婦。おしゃれさんが多かったような記憶。記憶の断片が寄り集まって長老集会。新人の長老はお茶を沸かして持成す。しかし熱すぎると長老の長はご立腹。若いということはそれだけで魅力ですね。光り輝く時期よ!...

BIRD/ROSSO

むう。て唸りますよまったく。濃度が濃いバンドですねえ。死海ばりに。声がものすごく良い。チバさんの声に対抗できる武器はありませんよ。生まれながらの誰にも超えられない才能ですね。シャロンの疾走感が止まらない。「サンタクロースが死んだ朝に」という詩は普通は書きません。いや、書けません。どうしたってくさくなるから。しかしチバさんは書きます。そして歌います。するとどうでしょう、なんと印象的なフレーズで始まる...

昭和50年/下半期/芥川賞

(岡松和夫作/志賀島/一行目は)―胸に右手を押し当てた父の足取りはしだいに重くなり、左手までもその上にかさね、とうとう顔を顰めて立ち竦んでしまった。―あれほどよせと言ったのに給水所で甘酒を選んだからだ。...

5・7・5・7・7

水玉の傘をたたんで君の手に触れたくなった歩幅広げる...

なんのやり方も全部知っている

(鯉に恋焦がれ倉敷編12)おおなんか友達になれそう。声はかけんけど、会釈で、あはは、と笑いかけて好印象。笹の感じを近づいて撮りますその裏に美観地区ね、アングルを意識して。なにごとにも真剣な女の子でした。この階段は洗濯などをするための川へと続く階段なのかな。ふいに下っていく波が起こり、おどけた水が足をつかみとり、引きずり込み、あたしは川へ、ずるずる滑る。ああ、と気付いたときにはもう、あたし川の中にい...

例えば呼吸をするように

A「大槻くん、世の中の人はすべてキリンと像に分けることが出来ると思うんですよ僕は」B「すべては無理ですよ、南さん」A「いやそれがね、可能なんですよ、僕はキリンでしょ、大槻くんもキリンかな」B「いやちょっと待ってください、なにを根拠に?」A「え、分かるでやろ、簡単なことやろ」B「いや全く分からないんですけど」A「長塚恭三は象、中西啓三も像、市川海老蔵も象」B「ええと、百歩譲ってその人たちが象なら、僕...

ペリー来航

「ペリー来航」 南家の朝は戦争そのものである。 それぞれが一斉に起きて同じような行動を取るものだから、洗面所もトイレも早い者が優位となる。家族が多いわけではない。人数から言えば4人だ。父と母に、姉そして私。 一番早起きなのは、恐らくたいていの一般家庭がそうなのだと思うが、母である。そこに何の疑問も抱かずにいることに、男女共同参画社会を目指す日本、いや世界の視線を感じなくもないが、ここでは紙面の関係...

スプレー

スプレー際限なく出っぱなしの真昼間ヘリウムガスは小さな町に充満するオウムが1匹それは自分の声の変化に戸惑いながら「日光猿軍団」と繰り返す聞いていた腕利き刑事は襟を立てて西へ向かう襟を立てて西に向かう...

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