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Portable Tunes/HARCO

胸キュン、キラーチューン!短いながらなんか気になるCMソングがちりばめられています。MP3プレーヤーでランダム再生するとき、たまにはいってるとアクセントになっていいですね。「世界でいちばん頑張っている君に」は一度聞くと口ずさんでしまいますね。これからもこのポジションで地位を築いてもらいたいです。HARCOさん。CMソングというのは生活に密着してるから、長く聞けるんでしょうか。がんばろう、と思ってし...

カレンダーボーイ・カレンダーガール

「カレンダーを僕はめくっている。1日1ページのタイプの手のひらぐらいの大きさのカレンダー。書いてある情報は数字のみ、無駄を徹底的に省いてある。それを僕はめくっている」「いったい誰のために?」「もちろん今がいつであるのかを正確に、あるいはあいまいにでも把握する為に」「今がいつであるのか把握することはそんなに重要なことだろうか?」「それは人それぞれで、あまり重要でないと考える人もいる。僕はとても重要な...

昭和49年/上半期/直木賞

(藤本義一作/鬼の詩/一行目は)―ほんの一刻、明治の末に、大阪の寄席で、桂馬喬の芸は居並ぶ大家の落語よりも人気を集めた。―でてくるたびに飴ちゃんがばら撒かれるのだ。...

おうどん、2杯と半分

熱いおうどんが食べたい、とおばあちゃんがつぶやいたが、それを気にとめるものは誰もおらず、もう一度熱いおうどんが食べたい、とつぶやいてもやはり家族は無視している。何も虐待をしているわけではない。おばあちゃんは意識がはっきりせずに、きっと自分でもなにを言っているのかわからない状態で、つまり痴呆症にかかっていて、うどんを食べたいと言い出すこともしばしばあるし、うなぎを食べたいとはしょっちゅう言い出す。そ...

昭和63年/上半期/芥川賞

(新井満作/尋ね人の時間/一行目は)―午後遅く目ざめた。―二度寝のための目ざねだと解釈した。...

リッスン・トゥ・ハー

眼鏡を取るとぼんやりとするがそれはすでに知っていることだからさあもっともっと眼鏡を取って、運転しましょう、ゲームしましょう、ギターを弾きましょう、歌いましょう、ぶっこわしましょう。概念を!概念を!概念を!では聞いてくださいリッスン・トゥ・ハー...

5・7・5・7・7

完全無欠のロックンロール装って奪えその赤い唇...

魚飼い

魚飼いはふふんと鼻で笑った。私が能垂れたからか、安易に能垂れて魚飼いのおそらく知らないことだろうと検討つけての能垂れて沸くし立てたことをへとも思わずに鼻で笑って涙を流した。涙を流したのは意外だったが、ほんの一瞬、あくまでも一瞬でまたすぐに鼻で笑った。やいやい言いながら、それから魚飼いはさびしそうに笑った。さびしそうなのは気のせいかもしれない、私は思った。そういう旅だったつまり。...

鹿よ 続々

「鹿は電車に乗れない3」 鐘は私たちが公園に着くまで鳴り続け、そのたびにニーチェがまだおこっとる、まだおこっとる、これは楽しみにしてたプリン食べられたからや、とか他愛のないことを言い続けた。思わず笑ってしまう自分が嫌いでない。 人通りがほんの少し増して、公園らしき場所にたどり着いて、鹿が群がっている。「鹿の人や!」と林は叫んだ。「いや、あれ鹿でしょ?」「いや、鹿の人や」「鹿とどうちがうの?」「近く...

昭和55年/上半期/直木賞

(向田邦子作/花の名前/一行目は)―残り布でつくった小布団を電話機の下に敷いたとき、「なんだ、これは」と言ったのは、夫の松男である。―その瞬間、ブーブークッション大作戦は未遂に終わった。...

昭和14年/上半期/芥川賞

(半田義之作/鶏騒動/一行目は)―ここ数日らい村の人々はなんとなくざわついている。―みなのうんこが緑色に変わりつつあるのだ。...

鹿よ 続

「鹿は電車に乗れない2」 駅に到着し、電車を降りる、改札口を通り抜ける、駅から出て奈良を見渡す間もニーチェは鹿の人を探している。いつもだったらこの辺にいても可笑しくないはずなのに、やっぱり休日だからか、ひとりごとを私に聞こえるようにつぶやいている。その執念深さが可愛らしいと感じる。だから、私は彼に惚れている、と確信してしまう。 「ほら、いくよ」と手を引き、ニーチェを連れて改札口から町に降りる。公園...

鹿よ

「鹿は電車に乗れない」「鹿の人に会いたい」とニーチェが言った。「鹿ではなくて?」私は聞き返す。「鹿ではなくて」「鹿の人とは?」「まあまあそんな恐れんでも、後ろ足で蹴り飛ばさんし、ただの鹿の人やし」「決して恐れてませんが、鹿ではなくて?」「鹿の人」 むぅ、と考え込んでしまう、この男は一体何を言っているのだろう。 私が頭をかかえていると、「いくのかい?いかないのかい?」とニーチェは実にダンディーに迫っ...

汗よ

この汗は誰の汗。というぐらい近い場所に色々な汗の匂いが立ち込めている。むっとするような、酸っぱい匂いは鼻につくしかし、私の汗も同じように誰かの鼻をついているのだろうだから、何も言わない。べたべたになる下着が、尻の割れ目に食い込んでくる。非常に気持ちが悪いがあからさまに直すわけには行かぬ、男もたくさんいるし、はしたない、やめなさい、と母親によく怒られる、たしかにはしたないというか、隙を見せすぎだ。そ...

5・7・5・7・7

炭酸の泡を残した唇にレモンしぼってみた校庭で...

あじさい忌

雨が降る彼は雨が好きだからこの日は毎年必ず雨が降るんだってお父様が言っていましたつまり彼が連れてくるんだって燃やすごうごうと線香を空に掲げる一点の灯り消えてしまい煙も出なくなった線香を真っ暗闇の水溜りに捨てる...

四葉

星新一の「宇宙からのあいさつ」というショートショート集の、わたしが一番好きなお話の所に四葉を挟んで、あなたにあげるつもりだ。あなたは喜んでくれるでしょうか。分かりません。私は色々想像しています。あなたが驚いて笑ってくれるところを、どんな反応を見せてくれるのでしょうか。そんなに反応をしないのかもしれない。それならそれでいいから、わたしは、そういうことをする自分が好きなだけで、あなたに何の罪もないから...

妹よ 続

用意して、ではお願いね、と言われるとちょっと気分が良くなって、おおではいこうか、と車に乗ろうとすると、タイヤの所に小さな蛙がいました。ひやあ、と私は思い、スニーカーを近くにやって何とか逃がそうとしたけれど、蛙はあろうことかタイヤの内側へ回ってしまう。蛙がちょうど車の下にいる気がした。下から全く動かないで私を見張っているような気がした。私は車のエンジンをかけることができなくなりました。妹の声が厳しく...

雨よ

朝から雨がふっていました。天気予想ではうるさい位に降る降る言っていたから、見事的中したというわけだ。おめでとう、素直にほめてあげるよ、と私は起き上がった。しなければならないことがいくつかあるはずだ。私はぼやっとする頭でそのしなければならないいつくかのことを指折り数えてみた。4つまで数えられたけど、それ以上は起き抜けのけだるさの中で考えることは不可能だった。いや確実にあと5つぐらいはある。隣に眠って...

妹よ

金曜日の夜に妹が大阪に帰ると言い出します。彼女は、たまたま実家に帰ってきていて、また月曜日には用事があるから、こちらに戻ってこなければならないのに、忙しなく行ったり来たりしています。私は一応運転ができて、車も私のものではないけれどあるから、私が駅まで送っていく事になった。本とのこと言うと夜の道は怖い。何が怖いのかわからない、いや、この季節、蛙が怖い。アスファルトに飛び出てくるかえるを踏んで潰してし...

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