YO!二の腕にとまるでとカナブンがぶんぶんカナブンがぶんぶん...
ふつかぶりの太陽浴びてどこかにいこうと思いましたお腹へってるし、冷蔵庫開けてしなびているリンゴを取り出しましたかじるのもためらわれるほどのリンゴだったため皮を剥いた念入りに剥いた風が吹いた、音が聞こえた揺れる木の葉の方を見ていた君のピアスが転がり落ちたやがてとまったピアスが光っていた日曜日のこと...
赤茶けたジャングルジムの上にある世界へさそう君の広き背...
ハングル文字の新聞紙が舞う裸足で追いかけ突き刺さる石血潮に染まる鼓動は早く市場は知らん顔して踊る雨が降るまで僕たちは雨が降るまでこの場所で歌を歌いましょう勇気はないし、傘もないし朝はこないし流してくれよ、僕の血潮を雨が降るまで僕たちは雨が降るまでこの場所で明日明後日明々後日歌を歌いましょう...
はさみをたべるはさみをたべるはさみをたべるはさみははさむはさみははさむはさみははさむいたいりゅうけついたいりゅうけついたい...
夕凪がやんだアクセルやみくもに踏みてハンドルから手を離せ...
缶コーヒー飲んで冷たいハンドルを握りしめたぜ満月の夜...
スプーンの中のまゆのない我を見ればカレーのかおりはとどく...
さやさやと鳴るレタス横、から揚げに添えてありますレモンを噛んだ...
ドストエフスキーのせいで新しい靴はおろさず連休終える...
膨らんだ頬は冷たく赤くなる水から出して太陽に手を...
しいたけの隣ではしゃぐ野良猫がまよい迷いて哲学の道...
ストローの先噛みつぶした純情の乙女ひそかに涙を拭いて...
パイプ椅子の上で踊り明かそうぜパイプ椅子は歌うダンシングオールナイトさて、それ、伯爵のおなーりーアンブレラが舞う町のどこか君の隣で踊ってそのあとふたりは消えるのだネオンの方へ消えるのだ...
焼きさばの湯気に近寄る銀蝿がややためらつて冬の陣なり...
ささやいて、星、月明かりが僕らには明るすぎたのだよ君つまり...
ベースソロにさしかかって目線上げ君はこっそり春を踏みます...