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039:広(なゆら)

粕汁の渦巻くあくは鮭、葱をかすめて広く泡となりけり...

038:→(なゆら)

→(みぎ)に見えますはそびえ立つ東京タワーではなくてあたしの薬指でございます...

037:藤(なゆら)

「絶対にゴミ捨て禁止」の看板に千年藤のつるが巻き付く...

036:意図(なゆら)

浴室がガラス張りになっており若手建築家の意図を聞く...

035:ロンドン(なゆら)

絶世の美女は思わせぶりすぎてロンドン橋が落ちたきっかけ...

034:序(なゆら)

包丁を両手で持ちて梨を切る君は序章にいて我を呼ぶ...

033:冠(なゆら)

王様は裸に白のソックスときれいな王冠つけてるだけだ!...

032:世界(なゆら)

ぐいつとうでをひきよせる世界がとまるみみをすました...

031:てっぺん(なゆら)

幼子がジャングルジムのてっぺんにいて思うのはなほ高き空...

030:牛(なゆら)

しぼりたてアイスクリーム舐めたなら牛の瞼の蝿が飛び立つ...

029:くしゃくしゃ(なゆら)

ただいまと声が響けばくしゃくしゃと圧力鍋のおもりは触れる...

028:透明(なゆら)

性という2文字に揺れる15歳夏に俺らは透明になる...

027:既(なゆら)

その夜はしゃきりと噛みて柚子びたし懐かしきかな既視感でさえ...

026:コンビニ(なゆら)

この想い酸いも甘いも青色のコンビニエンスストアで起こる...

025:氷(なゆら)

「いいわけは聞きたくないの」ウィスキーグラスの氷かんからと鳴る...

024:天ぷら(なゆら)

祖母とゆく山道思い出しつつも特売品のうどの天ぷら...

023:シャツ(なゆら)

青色のあなたのボタンダウンシャツお空に溶けてしまうのを待つ...

022:職(なゆら)

寝る前に棚から下ろしふたを開け就職祝いをなで水を飲む...

021:くちばし(なゆら)

くちばしをゆんと突き出しコウノトリ貪欲に噛む列島の先...

020:貧(なゆら)

貧困の国の幼き瞳たち瞬きをして地球儀を蹴る...

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なゆら06

Author:なゆら06
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