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ダライ・ラマのつぶやき

どうも、ダライ・ラマです。背中かゆいです。弟子にいうんだけど、気のせいです、と真剣にとりあってくれません。だからちょっと怒ってます。お仕置きしといた方がいいかもしれません。ここらでしめとかないとつけあがるからです。つけあがった弟子は厄介です。自分がダライよりも偉いと勘違いしちゃって、わたしにジャムパンと珈琲牛乳買いに行かせたりするからです。わたしは弟子の用をこなすために毎日過ごしているのではありま...

異次元丼

飯に積み上げられたカツの数、なんと2000個。すでにカツで飯はおろかどんぶりも、机もイスも見えない。カツの山があって、湯気をもうもうあげており、ひとつひとつは非常にうまそうではあるが、それが集団となったとき、周りに威圧感を与えていた。これを食べきらなければならない。それが結婚の条件だった、定食屋の娘さんと付き合い、いざ結婚するという段になり、お父さんは条件をつけた。異次元丼を食べきること。その条件...

髭職員

遠くからでもわかる、彼は髭に埋もれている。中心人物の彼だけでなく、周りも巻き込んでいる。その気はないにも関わらず、近づくと巻き込まれる。うごめく髭は全く別の意識を持った生物のように、その巻き込んだものの養分を吸い取っている。中心人物の彼も吸い取られ、干涸びてすでにごぼうのようになってしまった。働く職員はだんだんと減っていく。髭は拡大していく。フロアーを覆い尽くす。髭は拡大することのみに関心があるよ...

雨女謝罪

許してください、どうか、あたしにも一筋の慈悲を、注いでください、ではければあたしはもうこれから先雨を降らせることもできないでしょう。雨を降らせることのできない雨女なんて、泳げないウミガメぐらい役に立たないものです、みなさまが許してくださればこれから先は精進いたしまして、雨上がりの虹をきれいに町の上にかけてみせますので。雨女だって女です、好きな人のひとりやふたり、いたっておかしくないじゃありませんか...

木村カエラ×堀北真希

どうも、木村カエラ、ではなくてケータイです。わたしはいつもこの子についていきます。つまりいちばんのトモダチというわけです。この子のことはなんでも知っています。だってこの子はわたしにいろんなことを話してくれるし、わたしも知っていることは全部この子に話すわけだから。例えば恋愛の話だって、いつもいちばん最初に聞くのはわたし。わかれることになってもやっぱりわたし。ちょっと早足で歩くとつらいけど、なんとかつ...

JALマイルフォン

着信があると、飛んでいく。移動距離にして1万キロ。その行き先は花の都パリ、そこで何をするのかと言えば歌うのだ。箸が転げても笑う年頃の娘さんも、妻に先立たれて途方に暮れているおじいさんも、愛情に包まれている生まれたての赤ん坊だって、訪れたものはみんな思わず歌ってしまう。パリのシャンゼリゼ。歌うために飛んでいく。わざわざパリに行かないと歌えないのか。そうだ。だいたい唐突に歌いだすのはなんとなく照れくさ...

江連斬り

目にも留まらぬ早さであった。何か桃子が構えたと、思った次の瞬間には斬られていた。歓声が上がる。怒鳴り声のような鋭い歓声だった。いや、そう聞こえただけかもしれない。今私は斬られて瀕死状態であった。にもかかわらず、痛みは皆無であった。それが何とも不思議だった。血もひとすじ赤いラインが入っているだけで吹き出しもしない。確実に深く斬られている。斜めに左肩から右腰にかけてばっさりと斬られていて、身体はすでに...

対談:光

「足りないのです圧倒的な光りの量が」「どういうことでしょう?」「つまり我々人間を含めたあらゆる生物は、光りがないと生活できない。生きていけない。これはわかりますか?」「なんとなくですが、真っ暗闇を好むのは少数派だということはわかります」「いやそういう次元ではなくて、光りがないと、例えば光合成もされないわけですから、酸素も作られないということです」「ええ!酸素が?そうするとすごく苦しいですねえ」「苦...

かごの中のジョニー/魂のゆくえ

こいつはまた奇妙な音ではじまりました。ふたりはコミカルに踊っています。手を取り合って、ジョニー。うかれちゃうよ。静かにしろよ。ジョニーは病気がちだったので、踊れることがとても嬉しいのですね。白い部屋でジョニーは点滴や検査のための薬を飲む日々だったので、今の状況が夢みたい、ああなんて愉しいのでしょうか。みんなが優しい。今までずっと我慢してきたご褒美なのかしら、とジョニーは思っている。もうあんな日々二...

都会人はなぜ走りたがるのだろう

先生が聞いてきたので、わたしを首をひねりました。何にも言わないで不思議そうに首をひねる仕草がいちばん可愛いと言われたことがあるから。しばらくその状態のまま、先生の言葉を待っている。先生は立ち上がり、本棚のほうに歩いていく。本棚には当然ながら本がたくさん入っていて先生はその中の一冊を手に取る。開く。先生はしばし黙読している。わたしは首をひねり続けているのもなんだかおかしい気がして、直立不動。先生はま...

ピンクパンサー追って、イタリア警察

追いかけた。追って捕まえなければメンツは丸つぶれだ。やりたい放題盗みたい放題のピンクパンサー達、これ以上悪党をのさぼらせてはいけない。ピンクパンサーは盗み食いなどもした。ひとりひとつづつと言われていた弁当もふたつ持って帰った。誰かが自分のがないと言って困るのに、ピンクパンサーは根っからの悪党だった。イタリア警察は必死で追いかけた。ピンクパンサーの背中はいつもイタリア警察の前にあり、時にはうしろにあ...

Natsuno/魂のゆくえ

何を歌っているのでしょうか。ロードムービーに使われてたら合いそうな歌ですね。主人公は本屋の青年、もちろん恋に臆病で、不器用だけどすらっとしてる男子。妻夫木さんでいいですよ別に。それが、夏の初めに、やってきたお客さんに一目惚れします。その人を追いかけて、旅に出るわけです。一世一代の大勝負の夏。ヒロインは、YOUさんにお願いしまして、とてもエロく、青年をもてあそぶ大人の女を演じてもらいましょう。もろもろ...

チェアー

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ステテコ女

「どうも、あはようございます。お忙しい所申し訳ありません、ちょっとお時間よろしいですか、はい、ちょっとだけです、すぐに終わりますからほんの10分、いや5分で結構でございます。この5分でお嬢様の人生がパッと変わってしまうとすれば貴重ではありませんか。よろしいですか、あ、ありがとうございます。はい。こちらにお邪魔できたことをとても嬉しく思います。私お察しの通りセールスマンでした、商品を売るわけですが、...

セロハンテーポ

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ベベブ/魂のゆくえ

それぞれの夢を、どうしようと言った?よく聞こえなかったけれど。独特の声質の持つ、ボーカルとして昇華されようとしている。一定のリズム保って、切り込んでくるギターソロ、新たな展開を思わせてすかさず歌いだす構成の妙。タイミング、その音が積み重なり新たなひとつの音を創り出す、そういう場面を見せられているように感じます。生み出す瞬間、産み落とす瞬間、ダカラ生々しく、妖艶で、何か罪の意識、こんな所に立っててい...

書道ガールズ

来たぞ!来たぞ!書道ガールズのお出ましだ!筆を持っている。墨をたっぷり含んだ筆を持っている。ぽたぽたと滴り落ちている。滴り落ちた墨は畳にしみ込んでいく。おかまいなしだ!まるでおかまいなしだ!書道ガールズは他人の家の畳が黒く染まった所で何の罪の意識も感じないぞ。危険だ!危険だ!書道ガールズが何かかきたがっている。定期的に書かないことには暴れ回るぞ。暴れ回ったら何か書かれるよりも厄介だ。なにせそこいら...

キース、ミックに新作お伺い

「ようミック、そろそろどうだい新作製作しては」「あはん、そうだな、そろそろアイディアもたまってきたことだし、いいかもしれねえな」「そうだろう、おいらもうずうずしてきたな、早くワールドツアーに行きたいじゃねえか」「世界がローリングストーンズを呼んでるってか」「まったくだ、いろんな所から声がかかってんだきてくれきてくれって」「じゃあ、いっちょいってやるか、まずはどこだい?」「まずは、メキシコにズームイ...

Vet ikke at familien er

この子を助けるためにできることは何か、浮かび上がったアイディアは温めることだった。温めたら、何でも解決すると考える医者がいたためだ。その医者を仮にヨシノブさんと名付けておく。ヨシノブさんは自らの経験や知識をもとに温めることは万全の解決をもたらすとの確信を得ており、様々な場面で温めることにより問題を解決してきた。ヨシノブさんが今回呼ばれたということは、温めることがこの子にとっていいことだと薄々考えら...

コンチネンタル/ワルツを踊れ

荒々しき、ファンキーとでも言っておきましょうか、と紳士は紅茶をすすります。紳士の魅力にふらふらと近づいてしまうとします。ひょいひょいと近づいて生きます。くるりわりとお得意の抑揚のないメロディですが、展開の速さでいつの間にか抱きしめられています。コーラスが祝福します。知らないうちになにこれ、挙式はグアムで、家族だけ呼んで、ちいさい式を、シアワセはそういう何気ない中にあるものよ、って紳士は耳元でささや...

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なゆら06

Author:なゆら06
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