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社長にくってかかった訳

「ゆるせなかった」「はあ」「ぼくがぼくであるために」「はあ」「ぼくはくってかかったんだ」「社長に?」「社長だろうとなんだろうと関係ない」「見上げた心意気ですねえ」「そのとおりだ」「しかし、社長も怒っていますね」「関係ない」「かなり怒っているそうですよ」「だからなんだ、社長ごときがぼくになにをするっていうんだ」「クビにはなるでしょうね」「かまわんよ」「くるしゅうない」「こっちからクビになってやる」「...

禁じ手発動

あかんよ、そんな手つこたらあかんよ、怒るよ、いい加減怒るよ、仏も顔も三度までというけれど、一度でも十分怒るに値する手やから、怒るよ、急に怒るよ、さっきまで何でもない顔しとったのに急に怒りだすよ、たぶんびっくりするぐらいの変わりようで怒るよ、怒って叩くよ、すごく強い強い力で叩くよ、痛いよ、叩かれたらかなり痛いよ、スゴく強い強い力で叩くからよけいに痛いよ、泣き出すかもしれんよ、痛くて悔しくて泣き出した...

少女時代のツアー

少女時代はつらかった。もうまったく泣く子も黙るつらさだった。ばかばかしい。まったくばかばかしいよ、と言われた。だからってやめるわけにはいかない。そういう契約になっている。やめるとかなり大きな負債を抱えることになる。イカもたくさん部屋に放り込まれる。放り込まれればそれをすぐに日干しにして出荷しなければならない。そういう契約である。コマを回し続けなければならない。かつて、お正月によく遊ばれたコマ回しの...

THE MANZAI

「いやあしかしね」「なんですか」「ほんまに最近の政治はあかん」「そうですか?」「そうやで、ほんま、ええかげんにせなあかん」「うんうん」「もしも、わしが首相になったら」「なんですか急に」「えー、ごほん、静粛に」「なに、コントはじめるの?」「静粛に!」「漫才中にあるまじき静かさやって」「これより、首相の言葉を発するので、覚えるように」「なんか幼稚」「もし忘れたら、打ち首」「いつの時代の設定なん?」「し...

菅降ろし

降りてこーい、みんな待ってるから。もう、いい加減降りてこいって。いつまでも意地張ってたってろくなことはないぞ。そうだろう?わかってるだろう?わかった、降りてきたらいいものをやる。すごくいいものだ。なんだと思う?え?バナナ一房?違う違う、知らないかもしれないが、今バナナはそれほど高くない。貧困層も十二分に楽しめる果物になっている。バナナではなく、というか食べ物ではない。え?グローブ?だからバナナ基準...

プリンセス誕生を心待ちにする街

待っている。みんながみんな待っている。例外なくみんな待っている。待つことが市民である証だと言わんばかりに待っている。待ちわびている。そういうチャンスは滅多に来ないよ、と言われているので待っている。今こそ待つ時期、今待たないで、一体いつ待つのか。村長は食べ物も喉を通らない。待ちこがれているからだ。誕生するまで何も食べない、なんて言い出して家族を困らせている。食べないと身体は弱っていってやがて死ぬから...

棺とじゅうたん

いいかい、あたしはね、棺に入り「とじろ」と命じた。召使いにだ。すると召使いは「そんなことできません」と言った。あたしは召使いを、彼の名前は民子というんだが、民子をぶってやったよ。そんなことであたしの召使いが勤まりますか、ってね。まったく民子は泣き出してね、あたしはだんだん腹が立ってきたんだ。なんだって、あたしが自由にできないんだ、あたしは最後ぐらい自分で決めるって、前々から言ってただろう。諭してや...

缶コーヒーのカズ

カズだぜえ。俺はカズだカズだ。カズ過ぎて困っちゃったんで、缶コーヒーを飲みます。すると、たちまちのうちに程よいカズになり申した。新発売。缶コーヒー、カズ。...

食べるベクレル、浴びるシーベルト

「食べるはベクレル」「浴びるはシーベルト」「裂けぶはロックンロール」「駆けるはジョンソン」「犬は吠えるが」「キャラバンは進む」「歌うカナリア」「泣いた赤鬼」「息をひそめる犯人」「気づいたヒロイン」「振り上げる鎌」「悲鳴につぐ悲鳴」「気づいた階下の住人」「電話をかける」「鳴り響くサイレン」「あせる犯人」「ぐったりしたヒロイン」「隠れる犯人」「ぐったりしたヒロイン」「駆け込んでくる警官」「ドキドキする...

いかにもポピュリズム政党

いかにも。わしはポビュリズム政党であり、ポリンキーでもある。かくかくさんかくポリンキーであり、サンドウィッチでもある。サンドウィッチの卵はおいしいから大好きだ。清き一票を。わしのこの角度に清き一票を。いただければ、わしは喜ぶよ。とても喜ぶよ。心配いらんよ。わしは元気やで。まだ生きてるで。散々心配かけて申し訳なしやったけれども、まだ生きてるで。呼吸しとるで。二酸化炭素はきだす生物として、胸をはっとる...

方程式の解が急激に無限大になる「爆発」

無限大、それは永遠、無限大、それはメガ牛丼、無限大、それは愛。急激に無限大になりました。ほんとうに急です。油断なんてしていません。勝手に動き出して無限大になってしまったんですから、こちらはなす術もありませんでした。ぼんやりと無限大になっていく様を眺めていただけでした。あれよあれよ、でした。無限大は穏やかな表情で見下ろしていました。こちらを見下ろしていたのです。ちっぽけだなあ、と人類を見下ろして。あ...

「天然?いえ、トンチンカンです」

「天然ととんちんかんは全く違います」「同じようにも思えるけど」「雲泥の差ですよ」「雲泥の差」「ええ、雲と泥ぐらいの差です」「ちょっとわかりづらいかな」「そうですか、雲は空にありますよね?」「ありますね」「対して泥は地面にあります」「はい」「それぐらいの差」「しかし、どっちが偉いのですか?」「どっちが偉いというのは今は関係ありません」「それをはっきりさせてくれないと、わたしは納得できませんな」「じゃ...

ラブホテルに響く家族の明るい声

まったくいやらしくない声。家族は久しぶりに笑顔。空間を独り占め、家族だけですごせるって大切。すごく大切です。で、お風呂も広々としてるし、サービスも悪くない。ここじゃ、朝食に山菜ご飯がいただけるって評判。熟睡できたって下の子も嬉しそう。思えば大変だった。みんな全然笑っていなかった。大変だということを通り過ぎて、なんとか乗り切ろうと気力だけで走っていた。糸は切れる寸前だった。もう、間もなく切れますので...

少女時代テヨン

少女時代にテヨンは越前味噌が好物であった。越前味噌さえあれば他に何もいらなかった。越前味噌は夢の食品や、がテヨンの口癖で、どんなに機嫌が悪くても越前味噌のパッケージを見ればたちまち笑い出した。思春期に入り、テヨンは越前味噌を自分で創り出すようになった。いや、その絶妙の風味や、コクは越前味噌以上だと自負していた。いつかオリジナル越前味噌を販売して収益を得て暮らしたいものだと考えていた。そんなある日、...

石炭は核よりも危ない

「いったいどういう意味ですか?」「危険なんだよ、石炭は」「しかし、核の危険性は相当のものだと思いますが」「それをはるかに凌駕しているんだ」「説明してください」「いいだろう、聞き終わったあと恐怖に戦きいてもたってもいられなくなるが、いいかね?」「いいです」「では説明しよう」「お願いします」「石炭の」「はい」「あの」「はい」「黒光り」「はい」「黒く光っている」「そうですね」「それがすべてを物語っている...

NMB・山本・AKB

このたび、アケビとして活動することになりました、なんばの山本です。特技は狙撃、チャームポイントは鎖帷子、以後よろしくお願いします。山本はまだ17歳なので、子どもだと思われるかもしれませんが、山本、けっこうすごいんです。全然大人ですから、遠慮なく、ハイタッチをしてきてください。ハイタッチできるってすごいことですよね、なかなかできませんよね、子どもは。山本は大丈夫です。すごく上手くハイタッチできます。...

木村次郎右衛門

このたび、世界で一番年を取っている人になりました。いやあ、光栄です。それを目指していたわけですから。まあ、何ももらえませんし、いや、価値のあるものはね。メダルみたいなもんはもらえましたけど、まあいりませんわね、食えないもんは。しかし名誉ですよ。それを胸に生きていこうと思ってますよ。ええ。毎日、朝、起きて、ああ今日も生きてるって思います。110を超えてからはずっとそうですよ。心配ですよ。家族や親戚は...

ジェロ、ガチャピンと

「おまえがガチャピンか?」「いかにも、わしがガチャピンじゃ」「俺と組んでくれ」「おぬしは?」「わしはジェロ」「何者じゃ?」「演歌歌手じゃ」「演歌歌手がわしと組んでどうする気じゃ?」「世界を乗っ取ろうかと」「それはまた大きなことをいう」「これがジェロじゃ」「おもしろい、ジェロ、組んでもよいが、ただ組むだけでは面白くもない」「どういうことだ?」「わしと力比べをしようか?」「おまえとわしが?」「そうじゃ...

石原軍団の炊き出し、男

炊き出しやってまーす。うちの渡が炊き出しやってまーす。男の炊き出しでーす。一週間風呂にも入らず、寝袋で寝て、みんな一緒に炊き出しやってまーす。ぜひご来場ください。石原軍団の名物炊き出しでーす。おいしいよ。こだわってます。かなりこだわってますから、ぜひ食べてみてください。渡が担当しているのが焼きそばです。豪快に焼いていきます。野菜に肉に、魚介類もたっぷりはいった焼きそばです。渡特製の焼きそばです。ぜ...

家族そろって見に行きます

家族が揃った!ストレートフラッシュ並に揃いにくい家族がだ。これは奇跡と言わざるを得ない。あたしは奇跡と言う。奇跡と叫ぶ。そうすればこの現象を納得できる気がするからだ。家族は4人だ。あたしに、父、母、弟。みんなかなり忙しい。一番忙しい父はマフィアのボスをやっている。世界を股にかけるマフィアだから、どんどんマイレージがたまっていく。家にいることはあまりない。年間で言うと4日ほどだ。あたしたちには言って...

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