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野郎、ガールに奢ってやがる

野郎、ガールに奢ってやがる。ガールに気に入られようと必死になってやがる。そんな姑息さが逆に嫌われることを知らないでやがる。俺はつんとしてガールを無視する。お前には興味がないんだぜ、というそぶりを見せる。これが俺のやり方だ。そのうちふらふらっとガールはやってくるだろう。俺の背中から発せられるオーラにふらふらっとやられるに違いない。そしたらようやくガールの目を見て言うぜ。俺はお前が気になって仕方ないん...

あるいは役に立たない誰か

「素晴らしい発明ができたぞ」博士は叫んだ。助手が部屋にやってきて言う。「今度はどんな発明ですか?」「役に立つか役に立たないか、を見分ける薬だ」「なるほど、しかしどんな風に見分けるんですか?」「薬を飲んだものが役に立たない場合は、鼻から強く赤い光が発せられる」「鼻から赤い光?」「夜道を照らしてくれる」「照らすの?」「最終的には、プレゼントを配るために、役に立つトナカイになることができる」「トナカイ?...

金平糖は無から生まれる

その金平糖がおぎゃあと産声を上げたのは、医師のめがねに反射した光がまぶしかったから。医療の力を頼らず、母体を信じていればいい、と言われたことが頭をよぎったと後に母から聞いた。母が金平糖を生むことにしたのも、並々ならぬ決意なくてはあり得ない。なにせ金平糖だ、顔もない、口もきかないかもしれない、恋愛をするのか、結婚をするのか、将来のことは不安だらけだ、ちょっと尖ったその角で、指のつぼをえいやと押せば、...

女の子は泣きながらドーナッツを食べる

ドーナッツは涙に湿る。粉砂糖が固まってしまうからその前に食べてしまう。油分を体が欲している。そしゃくも程々に飲み込むのだ。ドーナッツは粉っぽい。糖と油の組み合わせは最強だ。最強なのだ。ドーナッツがなくなったので、涙を拭いて家を出る。顔は少々荒れているが、かまわんよ、と彼女は胸を張る。女が悲しむ理由など星の数ほどある。ドーナッツ屋にたどり着く。ドーナッツ屋はこの世の至る所にある。いつでもドーナッツを...

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なゆら06

Author:なゆら06
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