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さざなみCD/スピッツ



さあ走り、続けて何年ぐらいになるだろうか。

相当長い間第一線でその座を守り続けている説明不要のバンドです。
あらためてもういう必要もないのでしょうが、その魅力は、さざなみCD(!)にも収録されていますが、魔法の言葉、言葉の力がひとーつ。
さらになぜそんなにも単純なコードで心にすんと届くメロディを描けるのか、楽曲のどんなに生み出そうが決して落ちない質にもうひとーつ。誰が歌っても響いてくる歌の良さ。まずはうただけで十分に感動させることができる強さを持っています。
さらに、こちらのほうがより重要だとする専門家もありますが、草野マサムネさんの声がさらにひとーつ。透明感のある、男性ボーカルとしてそれ自体は先人がいるものの、そこに乾いた響きを持たせる。色っぽさや、悲しさ、そういう感情を一切排除したクールさ。現代人っぽさ。パフュームの無機質な歌い方が受けていますが、そのさきがけ。いいや、感情をこめて歌っていて、その思いがぐんぐん届いている、とある人は言うかもしれません。確かに感情はこめられているんですが、しかし、その特徴を突き詰めていけば、突き放したようなボーカルこそがスピッツの味なのです。普通のバンドが、アーチストがそれをすると、とみさわいっせいさんなんかは怒り出します(知らんけど)。もっと真剣に心をこめて歌いなさいよ、と。しかし、スピッツの場合、突き放しても余りあるほど歌詞が力を持って自由自在に駆け出すのでむしろ楽しいのです。その放し飼い具合があるからこそ、誰もが歌い、親しまれている。それぞれの映像を描いているのです。ではソロでもいいのではないか。バンドとしてそれを持続する忍耐力。わたしはこの夏にはじめてスピッツのライブを見ましたが、いきいきとした演奏はキャリア20年を感じさせませんでした。マサムネさんがあの質を維持しつつ楽曲を生み出し続けるのは、やっぱり支えられているメンバーがいるからこそだと思います。

さーてこのさざなみCDは、どこかできたことのあるメロディばかり、タイアップ曲が多い。その露出にもかかわらず、まとまりがあり、ここにきて言葉使いにも、新しさを感じます。話し口調を突き詰めていく凄さ。まだ到達点でないという、プロの気概を感じる1枚。嗚呼お見事。あまりにも容易に歌うもんだから、誰にも簡単にできそうに思えちゃう、けど、いざやってみて驚愕する。こういうのを天才というのでしょうね。ライブで聴いたロビンソンの輝きがなにしろすごい。
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