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宮城の無人島 ラッコ住みつく

ラッコは歯を磨く。当たり前の事だ、常識の事だ。食べ物を食べたら、歯を磨く何でこんなに当たり前のことをして、気味悪がられるのだろう、そうラッコは憤慨した。郵便配達員は何度かその光景を目にしているため、もうそれほど驚かない。話し掛けさえする。まだラッコから返事はないが、きっとこのラッコならいつか返事するにちがいないと思っている。郵便配達員は孤独であった、無人島にひとり、自ら落ち葉に書いたはがきをラッコに届けることが日課であった。ラッコはそのはがきを受け取り、ふんと鼻を鳴らして、空家に戻る。この無人島はかつて、人がすんでいたことがあり、ひととおり民家がある。そこで、ラッコは住んでいた。朝布団から出て、歯を磨き、飼っている鶏の産みたての卵で卵焼きなどを作り、海に出かける。海で漁をするのだ。ラッコは上手く魚を捕まえる事ができない。だから、缶詰などが主食なのだ。缶詰ももう少しで底をつく。底をつく前にすでに飽きてきている。そこにやってきた郵便配達員は本の少しシャイで、いい奴だと思う。だからいつかラッコは気分のいい日に、返事をしようと思っている。
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