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スパイダー/スナイパー

不思議な力を信じますかといわれたので信じますと即答した。
と同時に酷く後悔した。スパイダーマンの覆面を被せられたからだここはデパートの屋上で、幼い子どもの遊戯やら無人のポップコーン売り機が並んでいる一角。やれやれと私は腰をおろし、うつらうつらいつの間にか眠りに落ちていたところ、妙な夢を見て、それが良く思い出せないが、とにかく妙な夢で、半信半疑のまま、その声に起こされたのだ。にもかかわらず、即答してしまったのはその妙な夢でそのような力を見たような気がしていて、それでこれはまだ夢なのだと自分に言い聞かせていたためだ。
被せられたスパイダーマスクは熱く、燃えていた。何か成し遂げても良さそうな気分であった。声の主、顔は見ていない、目を開ける前にマスクを被せられ、そのマスクは一般のものでなくスパイダーマンのものであったから、目の部分が開いているのではなく、ぴっちりと押さえ込んでくる力をこの眼球に感じるのだ。
実際には見えていないわけであるがしかし、そこにあるものはわかった。なんというかあらゆるものに熱を感じた。その熱により、把握できる。不思議な力といって良さそうだった。こういうものか、と私は自分を納得させた。そうすると今度は非常にレアな体験をいましているわけだ、と小躍りになりがち。
とかいうてると指示をされた、「君はすでにスパイダーマンなのだから不思議な力をもっているわけで、その力を我々に貸してほしいのだつまり、壁伝いに降りて、窓から侵入し、現金を持てるだけ持ってくるという簡単な仕事だ」
その声に従ってうっひょーい。スパイダーマンだうっひょーい。
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