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おぼれ社長

それは手を振っているように見えた。だからみんな二の足を踏んで助けにいかなかったのだ。別に社長が嫌いなのではない。断じてない、ただ、楽しそうに社長がふざけて、みんなこいよこっちはたのしいぜ、と言わんばかりのテンションで読んでいるのかと思っていたのだ。どうも様子が違い、社長が必死になっていると気づいた時はすでに初めから考えれば1時間が経過しており、社長の体力もあとわずかと言う状態であった。最後の力を振り絞って社長は助けを求めた。それだけが生きる意味であった。社長は様々悪いこともした、良いこともした。平凡に生きてきた。ないを溺れているときに無視されるいわれがあるのだ、と憤慨した。憤慨した所で何も変わらなかったわけであるが、そうでもしないと収まりがつかない。やばいぞこれは、と誰もが思ったとき、社長がちょうど助けを呼ぶことを諦めた時であった。ひとりのためにそれ以上の犠牲は出せない。との判断から撤退が命ぜられた。誰もふまんであった、せっかく練習台としてよいものがあるのに、あと数時間で老人は死ぬ。だから死ぬ前にせめて、と社長はばたばたと脚で蹴って
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