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写楽の浮世絵

目を見開いて睨んでいる、人物は手も広げて、ぱーを前に前に出している。じっと見ていると不思議なことが起こる。さっきまでぱーにしていたその手を今はぐーにしているのだ。生きている。その人物は絵であるにもかかわらず、その絵の中で生活している。当然、物を食い、恋愛して、いつか死ぬ、ぼくたちが見ている彼は、彼の一部分でしか、ない。写楽が吹き込んだ命は、最初こそほとんど自由はなかったのだろうが、それから200年を経て、徐々に自由を獲得し、今では縦横無尽、目を離せば勝手に湯に浸かりにいったり、旅に出たり、しかし、ぼくらが見ているうちには何も起こらない。誰も見ていないときにぐんぐんと動く。絵だと言うことは心得ているわけだ。絵の中はぼくたちの世界の時間の流れとは違っていて、ずいぶん早いから、ほんの10分がむこうでは5日間ぐらいとなる。だから旅も、ほんの少し祭にいくというのも可能であるわけだ。今、ぼくが見ているにもかかわらず動いたということは、ひとつ新たな可能性をつかみ取ったと言うことに他ならない。彼らとぼくら、相互コミュニケーション、それはもう目の前にきている。
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