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風を切って走る

向かい風は、厚い壁のようにわたしの身体を入ってこぬように入ってこぬようにと。その中へ、めり込むように進む自転車をこいでいると、何もかも忘れられるのだから、意味なく堤防の上を突き進むのです。その風の厚い壁を切ってどんどん進んでいくのです。ついてくる、中村君は、とてもつらそうな表情でわたしにちょっと休もう、とか泣き言を言ってくるけれど、聞こえないふりして、淡々と進む。僕は、体力がない、文科系だから、と以前言ってたことは本当だったのだ、と思った。ストライプのシャツが、それはわたしが可愛くて似合ってるよと言ってあげたので、頻繁に着るようになったというシャツがはためく。耳に届かない。中村君の声が、遠くでわたしを呼んでいる気がする。風向きが変わります。
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