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ツタンカーメンの死因明らかに

ツタンカーメンは豚足が好物で、豚足を見るといても足ってもいられずに駆け出して飛びついてがつがつ噛み砕いて飲み込んでゆっくりと消化してさらにゆっくりと分解して糞として排泄する。その糞すらじっくり観察して時間の経過とともに発生する虫、薄くなる臭気、その一部始終を記録し研究を重ねているほど。それほど愛してやまない豚足。美味い豚足のためならはっきりと死ねる、とまで公言していた。それに目を付けた性格の悪い阿久悠だ。阿久悠はいつもツタンカーメンがみんなにチヤホヤされているのが気に入らなかった。そんな豚足マニアをちやほやせずに、生脚マニアの俺をちやほやしろよ、とぼやいていた。ツタンカーメンは王なのだからそれは仕方ないわけだが、そんなことおかまいなし、阿久悠の欲望は偉大で、ツタンカーメンのちやほやを全部手に入れたいと日頃からその座を虎視眈々と狙っていた。それでここはその好物の豚足を利用してやろうと計画をねった。豚足を追いかける習性を利用すれば、危ないところへ誘導し、あとはツタンカーメンが勝手に脚を滑らせるかなんかして事故に遭うかもしれない。それでいこう。阿久悠はとびきりの豚足を作り上げ、調理し、その匂いをツタンカーメンの棲んでいる洞穴に送ってみた。すぐにツタンカーメンが駆け出てくる。阿久悠は豚足を握りしめて走った。全力で走った。ツタンカーメンも負けていない。豚足のためだ。力のかぎり走った。阿久悠が案内する切り立った崖。ツタンカーメンは周りが見えておらずズンズン近づく。と阿久悠はもうけっこうな高齢であるため、足腰が弱く、岩に躓いてまっさかさま、ツタンカーメンも豚足を追ってまっさかさま。空中でふたりは目が合い、うなづきあったという。
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