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極楽浄土、鮮やかな青

僧は言う。突き抜ける青だった。ちょうど太陽が真上にあって燦々と注いでいる。地面は砂であってさらさらと素足にこそばゆい。私は歩いていた。どこに向かおうとしているのか自分でもよくわからない。ただ、歩いていることが非常に心地よく、いつまでも歩いていたい、私はただ歩いているだけの人生だったとしても悔いはありません、とたしかに感じていた。浜風が吹いてきた。遠く異国の匂いがする。異国の柑橘類の匂いがふんわりと漂ってきている。海を越えて、様々なものが流れ着いている。嘆いたところでどうしようもない。時代が時代なのだ。極楽も乱れる。というより極楽こそ甘ったるい湯につかっているものどもがアロハシャツなんかを着流して、葉巻片手に水着の女に声をかける。もしくはその露出の多い女の側で酸いも甘いも軟弱な男女。紛れ込んでいるウミガメが産卵。卵はころころと私の足下に転がり、ぱっかとわれて中から飛び出すは煩悩。
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