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4匹の蝿

逃げ惑う人々を見ながら、私は殺虫剤を手にした。すぐに噴射できる状態にし、私は蝿が近くに飛んでくるのを待った。こちらから攻撃を仕掛けようものなら毎秒に2000回とも言われる羽ばたきにたちまち噴射液を巻いて逃げてしまう。慎重に待たなければならない。4匹の蝿は人々を襲う。あの小さな蝿が人々の皮膚を融かしながら食べている。それはそれは恐ろしい光景だ。これが夢ならば、と何度思ったことだろう。現実だ。たしかな現実を私は生きている。殺虫剤は構えている。いつでも噴射できる。蝿の4匹ぐらいなんでもない。落ち着いて狙えば大丈夫、しとめられる。しかしこちらから仕掛けてはいけない。蝿の獲物を狙う一瞬の隙をついて攻撃しなければ。それまでは空気のように存在感を消して、尾行する。蝿が人々を食い尽くす、あの小さな身体のいったいどこに被害者の様々な部分が入っているのだ。疑問は今は考えない。4次元ポケットみたいなものなのだろう。蝿はまだ物足りないと獲物を探している。いずれ私に気付くだろう。気付いてこちらに向かってすごい勢いで飛んでくるだろう。その一瞬の隙だ、私が狙うのはその。一匹の蝿が私に気付く、何か相談しているようだ。4匹はそろって私の方を向いて、すごいスピードで私の方へ、私はためてためて、一気に噴射、蝿1、2、3に直撃で痙攣させる、地面に落ちた、4は、4はどこに行ったのか、と私が辺りを見回すと、「志村ー!うしろー!」え?(暗転)
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