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渡り廊下走り隊に加わった2名

渡り廊下走り隊は全国津々浦々無数ある学校の渡り廊下を走って渡る人々である。その目的はただひたすら渡り廊下を走ることに限られ、そこに別の意味はいっさい含まない。ただしおもむろに走り出すのではなく、ごく自然に、ある程度の必然性を持って走り出すことが義務づけられている。つまり、場合によっては「ヤンキーに追いかけられている」「鬼ごっこをしている」「気持ちの悪い生物体がうごめいている」「向こうの校舎は燃えている」「家族がけがをしたと連絡をうけた」などの廊下を走るべき理由を作り上げてから走る。さらに、メンバーは自分が渡り廊下走り隊であるということを、周りの人間に気付かれてはならない。突然の転校生としてまず学校にとけ込んでから、走り出すのだ。その適応力や演技力、様々な能力が求められる渡り廊下走り隊は知らないものはいない、学校に通うみんなの憧れの存在だ。転校生はそれではないかとまずうたがわれる。根気づよく否定し、自分は平凡などこにでもいる転校生であると印象をつける、そこから渡り廊下を駆け出した時の大逆転劇は爽快だ。このたび、渡り廊下走り隊に隊員が2名加わった。これで全隊員で3687654人になったわけである。この大所帯の中の2名、特筆すべきことではないかもしれないが、隊初の人選であった。すなわち2名は生徒ではなく、教師だったのだ。それまでの渡り廊下走り隊は例外なく生徒のみで構成されていたが、ついに教師側からの入隊である。物議はかもしたが、意外にすんなりと受け入れられた。渡り廊下を走りたいのは生徒だって教師だって同じだ。新人は授業を進めながら、いつ走り出そうかどのようなきっかけで走り出そうか入念に計画を練っているのだろう。
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