FC2ブログ

Entries

美川とYシャツと私小林、衣装対決の巻

「ということで、今年は落選でございます」

「どういうこと?」

「ですから、私どもとしてはですね、今年は美川さんは出ていただかなくてよいと」

「それがどういう意味かわかっているの」

「色々と物議は醸すかもしれませんが」

「物議じゃなくて抗議がくるわね」

「あるいは抗議もいただくかもしれません」

「それでもかまわないと?」

「そういう結論です」

「わかったわ」

「ご理解いただけてありがたく思います」

「では、赤組で出させていただきます」

「美川さん」

「白組で出てたから、そりゃあそろそろまずいと思ったのね?」

「美川さんそういうことでなくて」

「赤組なら全く問題ないじゃない」

「それが、問題が大ありなんですよ」

「どんな問題が?」

「苦情がきています」

「まあ、どんな放送に対しても一定の苦情はくるわね、それは仕方ないんじゃない?」

「苦情を言っている相手が」

「なによ、そんなに偉い人なの?」

「まあ」

「誰よ、言いなさいよ」

「しかし」

「かくしていいことなんて何もないから、白状なさい」

「孔雀です」

「扇形に羽を広げる方の?」

「羽を広げて異性にアピールする方のです」

「苦情が?」

「孔雀から苦情です」

「それ、小林の方ではなく?」

「美川さんへとのことです」

「いや、意味わかんないけど」

「わたしもわかりません。しかし相手が自分は孔雀だが、と主張しているので」

「いやそれ、言ってるだけでしょ」

「しかし孔雀特有の、バサッバサッという羽を広げる音が受話器の向こうから聞こえるんです」

「孔雀だと信じるの?」

「信じたい気分です」

「あたしだって信じたい気分ではあるけれど、違うでしょそれ」

「まだ孔雀だという根拠があります」

「なに?」

「孔雀の暗号を言いました」

「ええと、仮に孔雀の暗号があるとして、なんであんたがそれ知ってんの?」

「だってわたしも孔雀ですから」

「なんだ、そうだったの、それならはじめから言ってよもう」

「あまり孔雀だと知られたくないもので」

「それなら仕方ないかなあ」

「ありがとうございます、お返しにこれをご覧くださいバサッ」

「広げた!」
スポンサーサイト



この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://nayura06.blog27.fc2.com/tb.php/2495-8ad39c03

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

なゆら06

Author:なゆら06
FC2ブログへようこそ!

月別アーカイブ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR