Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://nayura06.blog27.fc2.com/tb.php/2753-59a3f0f6

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

うねりが巻き

うねりが巻き起こり、すべてを飲み込んでいくのが見えた。ぼくはただ見ていただけだった。見ていることしかできなかった。全然、動くことさえできなかったんだから仕方ない。仕方ないじゃないか。ぼくだって、動けたら色々と助けたかった。トモダチを助けたかった。けれども動けなかった。そういう風に動けなかったものはたくさんいる。ぼくだけじゃない。たしかにぼくが飲み込まれたトモダチの一番近くにいて、手を伸ばせば届きそうな気もしたけれど。何しろ動けなかったんだ。たとえ手を伸ばすことができても、ぼくの力じゃ、ぼくも飲み込まれてしまうのがオチさ。そんなことになってしまえば、ぼくの両親は悲しむぜ。すごく悲しんで、きっと病気になってしまうぜ。ぼくという人間を育ててくれた両親に、ぼくは感謝している。恩を仇で返すようなことはしたくない。だいたい、助けるべき人間なのかという問題もある。飲み込まれてぼくの近くにいたAくんは、弱いものいじめを特技とする最低なやつだった。クラス中のみんながやつを嫌っているし、半分はやつにいじめられた経験を持っている。そんなやつを自分の身に危険が及んでも助けたいと思うだろうか。答えはノーさ。そうだ、ぼくはなんなら動くことができた。しかし助ける価値のないやつばかりだからあえて助けなかったというわけさ。ぼくがこの世界に残ったということで祝福のキッスをほしいぐらいだ。残ってあげたのだ。世界のために、ぼくは。だからこんないきものがかりのCDを万引きしたぐらいでこんな店の控え室に連れてくることはないんだ。さあ店長、ぼくを釈放しなさい。空へ放ちなさい。
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://nayura06.blog27.fc2.com/tb.php/2753-59a3f0f6

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

なゆら06

Author:なゆら06
FC2ブログへようこそ!

月別アーカイブ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。