FC2ブログ

Entries

天国も死後の世界もない

なにもない。って言われたんでわたし、寂しい気分。めちゃめちゃ寂しいやん。それどういう意味なん。って聞き返そうかどうしようか検討中、約10分、なくなっていく上ミノと生温くなっていくビール。春子ちゃんはぷいっとしてひたすら箸を動かしている。

天国も死後の世界もないらしい。偉い学者さんが言いはったって。信じるか信じないかはあなた次第だし。じゃあ、どこにいくんだろ、例えばそこらへんのドーナツ屋にいくのかな、そこで住み込みのアルバイトでもして暮らしていくんだろう。週末、ツタヤで借りてくる映画をみながら、缶ビールを飲むのが唯一の楽しみ。唯一じゃない。もっとある、楽しみはもっとある。だってそうじゃないと、わたしは不安で不安で仕方ないもの。せめてなんかあってほしいし、天国じゃなくていいし、いいし、楽しくなくてもいいから、なんか自由に動ける場所がほしい。贅沢、わたしは贅沢なのかもしれない。

春子ちゃんはわたしに何も言わずにキムチクッパを注文して水を飲む。
スポンサーサイト



この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://nayura06.blog27.fc2.com/tb.php/2945-8688d672

トラックバック

コメント

[C562] 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

[C563] 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

[C564] 虚無への恐れ

>だってそうじゃないと、わたしは不安で不安で仕方ないもの。せめてなんかあってほしいし、天国じゃなくていいし、いいし、楽しくなくてもいいから、なんか自由に動ける場所がほしい

これは「死」に対する根源的な恐怖を端的に言い表していると思いました。

「死」に恐れを抱く理由の多くは、「生」と「死」との境界にある(であろう)苦痛への恐れと、「死」の領域に入った後の虚無が想像を絶するものであることにあると思うのです。結局のところ、命あるものには絶対的に経験できない唯一のものが「死」なわけです。その不安は極限に達する道理です。

「そこらへんのドーナツ屋」、「ツタヤ」、「缶ビール」という「日常」に引き寄せて、この恐るべき命題を矮小化しようとしてみる儚い人間のあがきのようなものを感じました。

[C565]

三四郎さんお久しぶりです。

死に対する漠然とした恐怖は、ぬぐい去れません。
ぬぐい去ることも忘れてしまっているよりはいいような気がします。死に怯え続けること、それが生だ。

それにしても解釈されることによって、良い文章のような気がしてくるから不思議です。ありがとうございます。

いつもはだいたい虚構なわけですが、この文に関しては、肉声に近いと思います。無意識のうちに。
  • 2011-05-21 22:41
  • なゆら
  • URL
  • 編集

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

なゆら06

Author:なゆら06
FC2ブログへようこそ!

月別アーカイブ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR