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流れ着いた迷子のペンギン

船が難破し、わたしは波に飲み込まれて意識を失うとともに希望も失い、目覚めたここは天国だろうか地獄だろうかと思っていたところだった。何の変哲もない砂浜で、だから天国なのかもしれないな、とわたしはのんきに考えていた。動こうとすると手足が動きにくい。大きく一歩を踏み出せない。これはどういうことかと目をやると、なにかみずかきのようなものになっている。波にさらわれたとき、必死になって手足を動かしていたから偶然に水かきが手に入ったのかしら。よく見れば全身、黒い毛で覆われている。毛はごわごわして堅い。あれ、わたしはこんなにも剛毛だったかしらと疑問を感じる。その剛毛から想像するわたしの姿はなんだかぱっとしない。ぜひとも全身を鏡で見て見たいと思った。しかし鏡などありそうもない。わたしは鏡を求めて彷徨い歩いた。何日も何日も。時々海で魚を捕って丸ごと食べた。魚を捕る技術がものすごくあがっている。あまり深い意味は考えないようにした。とにかく鏡を、まずは鏡を、と思った。だけども、はたしてわたしは鏡を見たいのだろうか。だんだんわからなくなっていた。すれ違ったペンギンがしゃべりかけてきた。おどろいたことに、わたしはペンギンの言葉を理解できた。特殊な能力が身に付いたのかしら。それともわたしにしゃべりかけてきたペンギンが特殊なタイプなのか。そちらの可能性を信じたかった。ますます怖くなってきた。すでに鏡は何度か見つけている。しかしそれを見てしまえば後戻りはできないような気がする。だから見ないで彷徨い歩いているのがわたしの残された道。
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