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乱気流に巻き込まれた

揺れはそんなにひどくないように感じた。乱気流のイメージはけが人が出るほど揺れるんじゃないかと思っていた。けれど普段と変わらない、誰も動揺していない。なにを持って巻き込まれたかと言うと、機内放送で巻き込まれましたと言ってたからにすぎない。窓は開いていないので外の様子はわからない。音もない。乗客の遠慮がちな会話が聞こえてくるぐらいだ。エンジン音はほとんど聞こえないが、すこし大きくなったような気がする。ただ、それは周りがすごく静かだから比例して大きく聞こえているだけなのかもしれない。次第に静かになる。会話も途切れがちになる。速度が増した気がする。乱気流にも波があって、それほどひどくない部分を通過し、今まさに一番ひどい部分に到達したのではないかと想像する。乱気流がこんにちは、と手をあげる。やあ、ジャンボジェットさん、ちょっと揺れるが我慢してください。何も悪いことはしないよ少しの間じっとしてくれたまえ。揺れが少しはじまる。今からどのぐらいひどい揺れになるのだろう、しっかりとシートベルトをつけて座席に身体を固定している。少々の揺れではびくともしないようにしている。客室乗務員がしきりに注意を呼びかけていた。彼女ら自身もいまはすでにそれぞれの座席について、ベルトで固定されている。言うなれば誰もが、大きな揺れを待っている。いちどぐるんと揺れてそれで終わりで良いじゃないか。一度は揺れないと、準備した全てが無駄になるような気がするし、たくさん揺れるのはいけない。怖い。一度、ぐるんと揺れるぐらいで、ああ少し揺れたね物足りないぐらいだね、と話し合えるぐらいでいいじゃない。知らない人同士で話し合いたいじゃない。恐怖を共有した仲間同士としていたいじゃない。だから待っている。ひたすらに待っている。静まり返って何分経っただろうか。これからどれぐらい続くのだろうか。はたして、乱気流から抜け出すことはできるのだろうか。
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