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家路/YOGURT-pooh

家路、もうすぐ家に着く。いつもの道、なんの変哲もなくて、なんとドラマもない。タダの道。あたしは歩いている。iPodを聞いている。京都のロックバンド、くるりを聞いてる。もう京都の、ってつけるのもはばかられるぐらいワールドワイドだけれど、どこか京都感じるから別にいいじゃない。くるりは愛の歌を歌う。珍しいと思う。くるりは割とさっぱりしている曲を作って、聞き手に想像させる手法をとっているから、こんなに直接的な愛の歌をいつから歌うようになったのだろうと考える。その分岐点が思い出せない。あたしは昔からくるりが好きで、ずっと好きでいたけれど、いつからかお互いすれ違ってしまったのね、なんてつぶやいてみる。すれ違った学生はびくっとする。そら急にすれ違った女がつぶやきだしたらビビるだろう。ごめんなさいぼうや、とあたしは心の中で謝る。そんなもん、実際に口に出したら頭がおかしい女だと思われるのがオチだ。あたしだって常識をわきまえている。くるりは相変わらず愛の歌を歌っている。さらに家に近づいた。家にいるのはおかあさん。あったかいシチューを作って待っていてくれる。やさしくて時には厳しいおかあさんだ。あたしもことしでもう30になる。そろそろ自立しないといけない。けれど、楽だから実家暮らしはやめられない。今日、おかあさんはあたしに紹介したい人がいるという。その人が家にいるのだろう。あたしは大人として、ふるまえるだろうか。おかあさんのいい娘であれるだろうか。あたしはおかあさんのシアワセのためにできるだけのことはしたい。あたしをこれまで育ててくれた恩もある。大丈夫大丈夫と自分に言い聞かせる。なにが大丈夫なのか曖昧だ。けれど大丈夫、あたしはみんなが思っているほどふわふわしてないから。家に着く。ドアを開けると心なしかこぎれいにしてある。普段あまり見かけない花なんかが飾ってある。そんなおかあさんの気遣いを微笑ましく思う。男物の靴がちゃんとそろえておいてある。きっちりとした性格の人なのだろうか。お父さんはの靴はいつも乱れていた。脱いだまま、そろえることなど絶対にしない。おかあさんもわざわざそろえるようなこともしない。ないものねだり?あたしはフフって笑う。お父さんが亡くなってちょうど10年が経つ。
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