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前人未踏のハイジャンプ/スガシカオ

あんまりそわそわしないで、と囁いている。別にそわそわしているわけではない。たしかに、緊張はしている、それをそわそわというならば、ぼくはそわそわしているのだろう。しかし、緊張しているものの、そわそわはしていない。あくまでも。それがぼくだ。そわそわの定義が他と違うのだ。絶対にちがうのだ。ぼくはそう主張する。だいたい、結婚相手の親に会いにいくときに緊張しない人種なんているのだろうか?

もしいたとしたら、ぼくは彼らを軽蔑する。人としてのとうぜんの感情だよそれは、とゆっくりと、カフェオレでの飲みながら諭そうとおもう。結婚相手の親に会いに行く。ぼくはその目的のために電車に乗っている。隣に座っているのはその結婚相手で、彼女は心なしかるんるんしている。うきうきしている、と言えるかもしれない。とにかく別に緊張していない。当然だ。彼女にとっては一緒に生活をしている人たちにちょっと重いことを伝えるだけ、しかも、それを伝えてくれるのはぼく、ということだから、なんの緊張もいらない。こういうときに、男性が言わなければならない、という定説、というか、習慣は改めた方がいいと思う。はなめに改善すべきテーマだ。どうして、男性がすべてそういうことをずばっと決めて引っぱっていかなければならないのか。おかしいじゃないか。ぼくは思う。言いやすい方が言えばいい。

電車が駅に着く。それほど時間はかからなかった。こんなに近くに住んでたんだ、とぼくは何気なく話しかける。緊張をほぐすための方法だ。何気ない会話を初めて自分をほぐしていく。あれ、はじめてくるっけ?はじめてはじめて。彼女は少し前を歩いていて、振り返る。

後ろ姿が綺麗だよ、とぼくはつぶやく。は?ぼくの声はこもっていて通りづらい。ありがと、今日はお願いします、と後ろ姿のまま彼女は言う。そっか、聞こえてたんだ、少し勇気が出てくる。彼女に並び歩く。もっと胸を張っていいんだ。
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