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素晴らしきこの世界 (Remix Version)/真心ブラザーズ

帰り道、あぜ道から見た田んぼが輝いて見えた。まるで誘っているようで、あたしは立ち止まり、しばらくそれを見ていた。ゆらゆらとゆれているのは風が吹いていた。蛙が跳ねた。その音が小さく聞こえた。それでここからはけっこう離れているところにあるんだと思った。田んぼ静かに輝いている。あたしはまわりの草木と田んぼを比較した。田んぼは抜群に輝いていて、なにか誇らしげであった。単に張ってある水に夕陽が反射しているだけなのに。いわば虎の威を借る狐状態なのに、田んぼは誇らしげにしていた。だんだんその鼻っつらをひっぱたいてやりたくなった。思い上がるな、と怒鳴りたい気分だった。田んぼよ、お前にはなんの権力も、権利も、義務すらないのだよ、すべては農家の手に身を委ね、せっせと米や、その他の食物がすくすく育つように手伝うだけだ。手伝うと言ってもあくまでも田んぼは何もしない。ぼんやりとそこに存在するだけだ。カラスがきても追い払うこともない。強い風がきても、身を挺して、米を守ることもない。なにも誇らしげにする必要はない。けれど、田んぼは誇らしげであった。あたしはだんだん腹が立ってきた。なんて世間知らずな田んぼなんだ。はやく、その夕陽から譲り受けた輝きを次の人物、例えばあたしに譲り受けるべきだ。お前が「それ」をキープする理由なんてないんだよ。そう教えてやった瞬間、あたしは夕陽で包まれていた。田んぼが察してあたしにむけて放ったんだろう。あたしは輝いていた。思春期だった。
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