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1989/the pillows

80年代終わりになり、ぼくは大人になった。
大人になるということの定義は曖昧だが、20歳になったと言えば、かなり説得力があるのではないだろうか。1989年、ぼくは20歳になった。
20歳なんてまだまだあまちゃんだよ、というさらに大人の存在には目をつぶってほしい。この際、それはあまり重要でない。自分が大人になったと思ったんだから、それが全てだ。

20歳のぼくは、実際、大人らしくあろうと努力をしていた。今にして思えばばかばかしい、若さ故の過ちと言い切れるけれど当時、ぼくは真剣に大人らしくなければならないと考えていた。そういう意味でとても志のある大人ではないだろうか。どれだけ、大人らしくなければと自覚している大人がいるだろう。
ぼくは大人らしくあるために、たくさんの本を読んだ。
当時はとにかく本を読めばそこに全てが書いてあると考えていた。今だってそれは変わらない。本に重要なことはすべて書いてある。ぼくは片っ端から本を読み、自分の中に蓄積していった。本は時としてぼくを温かく包み込み、突き放し、叱咤した。ぼくはそれを受け入れた。出会った本のことはちゃんと覚えている。数々の本と抱き合い、語り明かした。
ある日、窓辺で本を読んでいた。ずいぶん長い時間読んでいたんだと思う、気付いたら日が暮れていた。確か読みはじめたのは昼過ぎ、いや、朝から読んでいるような気がする。食べるのも忘れて本に夢中になっていた。ただひたすら本の中に入り込み、ぼくは本を読んでいた。本には世の中の仕組みが書いてあった。世の中の仕組み、だ。いかにして世の中が成り立っているのか、そしてこれからどうなっていくのか、すべてがその本に書いてあった。ぼくは驚愕した。こんな本を読んでしまったら、ぼくは世の中を支配してしまうのではないか。やろうと思えばできる気がした。ぼくは本読むことによって世の中を手に入れるすべを知ってしまった。その本をどこで手に入れたのか、忘れてしまった。今は、本の神様がぼくに届けてくれたのではないかと考えている。そうとしか考えられない。

それ以来、ぼくは本を読んでいない。読む必要がなくなったんだ。世の中を手に入れるために行動すべきだと考えた。

ああ、本当だよ、これがぼくが畳職人になったきっかけさ。
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