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Battle March/9mm Parabellum Bullet

わたしに性欲がないわけではない。いくらお地蔵さんに恋しているからと言って、それですべて自己完結するわけではない。持て余した欲望を放出するために町を彷徨い歩くこともあるわけだ。たどり着いた先はいつもの定宿、そこでわたしは一定の紙幣を支払い性的なサービスをしてもらう、きわめて事務的に、わたしは何の感情もこめずに、なされるがママになっている。終われば一定の罪悪感と、爽快感が入り交じった気分になる。またお地蔵さんのことが頭によぎる。お地蔵さんはこんなわたしを許してくれるだろうか。許されないとしても仕方ない。これがわたしなのだから。

ちょうど下に住んでいる女性がとても魅力的だと感じたのは、節穴からのぞき見ていた時だ。彼女はワンルームの部屋の隅にある冷蔵庫から烏賊を取り出し、冷蔵庫を開けたまましばらくじっと見つめていた。そんなに長い時間冷蔵庫を明けっ放しにしたら、中に入っている食品が傷んでしまうよ、と思わず声をかけそうになった。冷蔵庫も悲鳴を上げはじめた。そろそろしめてください、でないと電気代もかかりますし、中に入っているものも保証できません。肉類や魚類など生ものは特に保証できません、と警戒音を発している。しかし彼女は烏賊を手に持ったまま微動だにしない。なにをしているのだろう。いったいいかにどんな情報がつまっているのだろうと、がぜんわたしは彼女に興味が出た。今までにも、彼女の容姿は端麗だし、着替え中の彼女はとても魅力的で、わたしはのぞき見ることを日課としていたわけだが、それはのぞき見る、彼女の外側に対する興味で、彼女の本質、中身に対しては何とも思っていなかった。しかし烏賊を見つめている。なんだろう。彼女に聞きたいことができた。ぜひとも聞いてみたい。彼女はまだ見つめている。それは烏賊と語り合っているようだった。対話?烏賊との対話。烏賊とのBattle Marc、少し笑った。ジョーク?烏賊のジョークが炸裂?烏賊のジョークを聞いてみたい。

その後彼女は烏賊をさばいた。見つめていた時間は30分ほどだった。対話の結果、烏賊を生姜焼きにした。最後を烏賊自身に決めさせたのかもしれない。なんという慈悲。彼女から後光が発せられているような気がした。

いつか、聞いてみたい。
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