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すごい速さ/andymori

ぼくがみわこちゃんのことを信じているのは、みわこちゃんがなんにも指摘しないから。ぼくの背丈や言葉足らずのことをまったく指摘せずに、ただぼくのいうことをうんうんと聞いてくれるから。大切なことだけ、アドバイスとして教えてくれる。どうしてそんなにぼくのことを知ってるんだろうと思うけれど、それはぼくがいろんなことを話すからかな。みわこちゃんが今日は大丈夫、思った通りに行動すればいい、などと教えてくれるとぼくはもう最強の戦士になった気分。実際、最強の戦士だし。なによりも最強の武器、うちわを持っている。前述の通りあおげば地の果てまで吹き飛ばしてしまう。このうちわは仙人からもらったわけではない。実家の押し入れに入っていたんだ。それをぼくが見つけて持ってきた。じゃあ何の変哲もないただのうちわじゃないか、と思うかもしれない。けれどね、このうちわの表面に「爆風」って文字が書いてあるんだ。これはつまり、爆風を生み出す魔法のうちわって証拠じゃないか。ぼくはね、別に根拠もなく爆風が吹くなんて思っていないぜ、ちゃんと根拠があってそう主張するんだから。

すごい速さで、うさぎしゃんが歩いていった。管理人室に向ったようだ。そう、非難していてください。この戦いが終わったときに、改めて悩みを聞きにいきますから大丈夫です。ぼくは改めて悪魔に向き直った。

悪魔はぼんやりした目をしている。うさぎしゃんの歩いていった方を見ている。なにか物欲しそうな目だ。その目でうさぎしゃんを誘惑する気だ、ぼくはぴんときた。ぼくは急いで悪魔を攻撃しないといけない、いけないぞ。ぼくはあおぐのだ。はじめて、このうちわで爆風を起こすのだ。悪魔を吹き飛ばすのだ。地の果てがどこにあるのか知らないけれど、とにかく遠くまで飛ばしてしまうのだ!

ありったけの力を込めて、ぼくはうちわをあおいだ。もしかしたらぼく自身、反動でうしろに飛んでしまうかもしれないという覚悟のもとに。悪魔の前髪がはらりとゆれて、悪魔は目を閉じた。さあ、地の果てへいってらっしゃい、ぼくは微笑んだ。1秒、2秒、3秒、後から来るのだろう、徐々に来るのだろう。さあ来い、そろそろ来い。ぼくは祈ったけれど爆風は吹かなかった。ぼくは失意のもとにうさぎしゃんの後を追った。うさぎしゃんなら何か知っているかもしれない。こんなときに頼ってしまうのはやはりうさぎしゃんなのだ。
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