Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://nayura06.blog27.fc2.com/tb.php/3379-374748ed

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Tango/L'orchestre De Contrebasses

いったん決めたらいてもたってもいられなくなる。それがわたしだ。本来、わたしはそういう衝動的なところがあって、しかしそれを巧妙に隠しているのだ。わたしの本来をそう簡単に見せてはいけないよ、と思っている。いうなれば生きる知恵、生きる上で必要な知識、つまり知恵、よろしい、わたしは慎重な人間ではある。トイレに入る前にTangoを踊ってカモフラージュする人間、トイレに入っているということを知られないようにTangoを踊る人間。ふいに後ろを見れば真下の女がなぜかいるわけだが、それはそれとして、ここで何か声をかけるよりは、気付かぬ振りをするのがミステリアス、雰囲気づくりとして最適。だからわたしは見て見ぬ振りをする。悪いか?それがわたしなんだよ。わたしは彼女を空気と見なした。存在しないものだ。存在しないから、別にここでズボンを脱いでも問題ないね?だって存在しないんだからね。いや別に脱がないけれどね、そんな性癖は持っていないものでね。さてさりげなく、わたしはお地蔵さんに会いに行く。彼女はどう思うだろう。自分のことを無視されて気分を害するだろうか。そうだといても仕方ない。これは仕方のない事実なんだ。それを受け入れることから始めよう。

わたしはもう一口コーヒーを口に含み、頬を膨らませる。コーヒーが口一杯に広がる感覚、わたしは満喫する。ぱんぱんやないか、と思う。今、わたしの頬をつんとおせば、コーヒーは噴水のごとく吹き出るだろう。管理人室にはらはらと落ちるだろう。コーヒーの染みがわたしの城、管理人室についてしまうだろう。わたしはそれを覚悟で彼女の方をむいて頬を膨らませる。彼女の目は見てはいけない。あくまでも彼女は空気。存在しないものなのだから。わたしには管理人室から出るという使命がある。それを実行するために彼女はわたしの頬をプッシュしなければならないのだ。わたしの期待に応えてくれるだろうか。彼女ならば、とわたしは思っている。大丈夫だ。ぜったいてきな信頼を寄せる彼女だ。その本質はほとんど知らないけれど、わたしが彼女に絶対の信頼を寄せている、それが理由だ。と、わたしは言い切りたい。

目を閉じる。こうすれば匂いに敏感になる。少々汗の匂い、香水の匂いがする。これはわたしのものだろうか、彼女のものだろうか。ここで見知らずの人妻と性交を行った時の名残だろうか。別に何でもいい。ますます頬を突き出して、彼女がその細い指先でつんつんとおしてくれることをわたしは待っている。
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://nayura06.blog27.fc2.com/tb.php/3379-374748ed

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

なゆら06

Author:なゆら06
FC2ブログへようこそ!

月別アーカイブ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。