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サマーフェスティバル/曽我部恵一BAND

お地蔵さまは片方の手でドアノブをつかみ、一気に開けた。もう片方の手はわたしのむなぐらをつかんでいる。わたしは急に胸ぐらをつかまれて息苦しくなる。なんどいう暴力的なお地蔵さまだろう。まあ素敵。新たな一面を見たような気がした。わたしはため息をつくように、ゆっくり長く息を吐いた。お地蔵さまは部屋に入る。真っ暗で何も見えない。ここから何も見えないその部屋にゆっくりと進んでいく。怖くないのだろうか。お地蔵さまだから怖くないのだろう。まあ素敵、とわたしは思った。このままお地蔵さまに胸ぐらをつかまれたままずっといたい、と思ったがそれは叶わなかった。わたしは真っ暗闇の床に投げ出された。なんて乱暴なお地蔵さま、ワイルドねえ。

床は湿っていた。かなりしめっている。室内なのにこの湿り気はなんだろう。真っ暗闇なのでなにも見えないが、少々粘着質のある液体が、床中に広がっているようだ。わたしは投げ出されたまま、床で泳ぐマネをした。こうすればお地蔵さまは笑ってくれるだろう、と期待した。しかしお地蔵さまはくすりともしないどころか、後ずさりした。わたしをおいてどこにいくの?お地蔵さまは別の部屋にむかったようだ。ドアが開き、閉まる音がした。目はなれない。特殊な加工がしてある部屋の、完全なる暗闇であるためだろう。わたしは床に座り、興味本位から液体をなめてみた。液体はチョコレートの味がした。これはいい、とわたしは床中をなめ尽くす勢いでチョコレートをなめた。わたしは夢中でなめていると、声が聞こえた。不明瞭で、よく耳をすまさないと聞こえない。わたしは仕方なくなめるのを止めて、ああ?なんて?と聞いた。

曽我部恵一バンド、言葉をたくさんしゃべってたたみかけるようだ。言葉は非常に詩的で、すきがない。かと思えばなんという安易な言葉を使うのだろうと耳を疑いたくなる。そのバランスで成り立っている。音楽のこと、わたしはたくさんの音楽を聞きつづけてきて、初めて聴く音楽でもある程度、自分の意見がいえるようになってきた。サザン以外でもコメントできるようになってきた。これは前進である。立派な前進であるから、わたしは鼻が高い。もっと高らかと鼻を掲げていこうと思う。バンドという割にはバンドサウンド感は希薄だ。それ故の完成度、ボーカルギター曽我部恵一氏個人の能力技術で作り上げた印象。音楽業界としては作品の質が高ければなにも問題ないのだろうが、曽我部恵一バンドのファンとしては物足りないのではないか。

そのまま、まっすぐに進みなさい、そこにドアがあります。と聞こえた。まっすぐといわれても、真っ暗でなにもみえないため、どちらがまっすぐの方向なのかよくわからない。チョコを飲み込みながらわたしは思った。
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