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川崎麻世はそれでも別れぬ

川崎麻世は口をとじたまま、埋まっていく。土がかけられていく淡々と、このままでは完全に埋まってしまう。どうして俺は埋められるのだろうとおぼろげに考えてみる。いくら考えても答えはでない。むしろ泥沼にはまっていく感覚。あがくことはできない。手足を縛られているから。きつく、きつくいたいぐらいにきつく縛られている。縛られっぱなしだ。まるで、身動きが取れない。俺は縛られた。なにか悪いことをしたのだろうか。いや、なにもしていない。むしろ善人である。善人の完全体であった。すべての善人の上に立つべき存在だった。だから縛られ、土をかけられる覚えはない。理由もない。いくら考えようが答えは出てこない。答えなどないのだ。理不尽、という言葉が頭に浮かぶ。そうかこういうことか、道理で答えがないわけだ。理不尽な目にあっているのか。俺は、ずいぶん理不尽な目にあっているものだ。あらためて考えると腹が立ってくる。俺をどうするつもりなんだ。俺を埋めて殺す気か。だとしても乱暴だ。せめて安らかに殺してほしい。それぐらい願いを聞いてくれてもいいと思う。もう首まで埋まった。もしも手足が縛られていないとしてもすでに身動きは取れない。ギュウギュウと踏み固められている。土木作業の慣れた人物が土をかけている。業者だろうか。専門の業者によって俺は土に埋められているのか。手際がいい。なんの恨みがあるのだろう。土木業者に恨みを買った覚えはない。だったら、やっぱり理不尽だなあ。理不尽なことは嫌だなあ。川崎麻世は訴えてくる。助けてください。嫌だよ。麻世はあたしのプリンを食べたんだよ。そんなことはない勘違いだ。
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