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松田聖子50歳

松田聖子50歳、ここに現れる。所々くすんでいるのは経年による劣化である。また、聖子の右手にはマシンガンが装着されている。装着というよりも組み込まれていると言ってもいい。本人の意志で取り外しは不可能だ。しかるべき医療施設に入院、手術の末取り外すことができる。聖子は覚悟を持ってマシンガンを取り付けた。もう後悔したくない。聖子のマシンガンが唸れば誰かが悲しんだ。誰かが涙を流した。涙はつうっと頬を伝って落ちた。地面を濡らした涙を聖子は鼻で笑った。笑いながらも影で泣いていた。本当は、こんなことしたくないんだ、と言いたかった。誰かに思いのたけをぶつけたかった。けれど聖子は聖子だった。完璧を求められ、それに答えるしかなかった。聖子の左手の薬指には猛毒が塗ってある。いざというときにはそれを舐めて存在を消す必要があった。持っている情報を漏らしてしまわないように。聖子は薬指を見つめた。じわりと光った。まるで指輪みたいだと思った。通りが騒がしくなった。聖子の存在に気付きはじめたオーディエンスだ。聖子はため息をついた。やれやれ、とつぶやいた。なんだか愉快になってきた。聖子は立ち上がり、羽を広げた。大きく広げると気持ちよかった。久しぶりだ。聖子は羽ばたいて飛び上がった。夜空に消えてしまおうと思った。月が出ていた。三日月だった。そこに座って歌を歌おうと思った。スイートメモリーがいい、と聖子は決めた。伴奏はいらない。私はアカペラで歌ってやる。それでオーディエンスを納得させる力はまだある。私にはまだそれができる、と聖子は思った。
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