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ろうそくが消えると同時に

ろうそくが間もなく消える。もうその小さな炎はさらに小さく小さく、ゆれはじめた。いつ消えてもおかしくない。その上に紐があり、女がぶら下がっている。女は動かない。消えてしまう。部屋は暗闇に支配される。直に音が鳴り出す。耳を引き裂くような鋭い音である。その音にたまりかねて女の耳から百足が這い出てくる。ぞろぞろぞろと出てくる。女の頬、口、あご、首、胸へと這っていく。まだ出てくる。長い胴を持つ百足である。ついに女の足元、床に到達する。消えたばかりのろうそくがある。まだ熱を持っていて、百足が触れると少しへこむ。音はさらに大きくなっていく。百足はその体全体を露にする。最後尾の部分は女の頭部ほどの大きさである。どうやってそれが押し込まれていたのかしらと疑問に思う。百足の尾に、目や鼻や口のようなものがある。それは擬態である。天敵から身を守るために人間に模している。百足はもぞもぞと床を這う。出口を探している。暗闇の中、大きな音の中、百足は這い回っている。女が目覚め、百足をつまみ上げる。百足の尾の部分を見る。よもやそれが自分から出てきたものだと思っていない。あらなかなかいい男じゃない、と思う。ねえ、あなた、と女は百足の尾に話しかける。キスしない?いいとも、百足は答える。別に女に興味はないが、ここで拒否するのは得策ではない。女は舌を絡めて尾と口づけをする。情熱的な音がなっている。
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