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ひとりぼっちのジョージ

ジョージはひとりぼっちだ。ひとりで食事を作り、ひとりで食事をとる。排便も一人だし、オセロもひとり、カラオケもひとりで、焼き肉もひとり。ひとりであることに恥じらいや苦悩はない。ひとりの有効性を十二分に理解しているつもりだ。ジョージは猿だ。大変頭の良い猿だ。どれぐらい頭が良いかと言うと、プラモデルを組み立てられるぐらい。すごく正確に組み立ててくれる上、全く文句を言わないのでジョージにプラモデルを作ってほしいと言うものが殺到している。随時受け付けて現在3ヶ月の予約待ち状態、ジョージはあまりその加熱ぶりに感心がない。自分は、プラモ、作るだけっす、と思いながら、ボンドをにゅるっとに練り出して爪楊枝で器用に部品と部品を連結していく。その様は美しいと溜息が漏れるほどだ。取材させてほしいと言う声もある。ジョージはそれを。いいか、見せもんじゃねえし、見ててもなんも面白くねえよ、と拒否する。一度、隠し撮りされキレたジョージはそのジャーナリストを半殺しにした。みなが見ている前で彼の内臓を喰らった。おぞましい光景だった、と現場に立ち会った記者は言う。見せしめよ、とジョージは言った。そして淡々とプラモデル製作に戻った。もう誰も何も言わなかった。ますますひとりぼっちになった。うかうか近づいたら半殺しにされるかもしれない猿に、近づいてくるものは少なくなった。年に数回、親戚が遊びにくる。ジョージが気を許す数少ない相手だ。彼がやって来る日、ジョージはこの日のためにクリーニングン出していたスーツを着込んで親戚を迎える。冷蔵庫にはビールが冷えている。枝豆とソーセージも買ってある。音楽をかけた。落ち着いたジャズだ。玄関のベルが鳴る。ジョージはリズムを刻みながら玄関へ。
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