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母がニーチェの片腕を持って帰ってきた

母の帰宅は深夜になった。母らしくない。いつもは午後6時には帰ってきて、夕飯の支度をするというのに。私は母の代わりに夕飯を作り、父と弟に食べさせた。彼らは気にしていない。ただ、目の前にある炒飯と中華スープを平らげること以外に興味はない。母は帰宅して、テレビを見ながら待っていた私に対してなにか、よそよそしい態度でただいまと言った。今日はどうしたの、と聞く。いや、色々あってね、と濁す。ますます怪しい。なにか大きな紙袋を抱えている。そのことについて聞こうと思ったが、渡しの目線を感じた母はそそくさと部屋に駆け込む。母の部屋は庭にある。母はねぐらに紙袋を放り込み、戻ってきた。ご飯はたべたの?もちろん。おかあさんももらおうかしら。食べてないの?まあね、あーおなかすいた。と言いながら冷蔵庫を開け、入っている豚足を齧る。それはまだ調理していないから美味しくないだろうに。母は豚足のちゅるちゅるを残らずに吸い取る。お風呂、入っちゃうね、と母は乙女のように浴室に消えた。私は紙袋の中身を確かめるために母のねぐらに入り、しわしわのそれをあける。中に入っているのは片腕だ。血まみれでまだ温かい。その腕にはマジックでニーチェと書いてある。私はそれを紙袋にそっと戻して羽を広げる。高く高く飛び上がるために広げて、輝く星を見るのだ。
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