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鏡よ鏡よ鏡さん

鏡にわたしが映っている。わたしは珈琲カプを持っている。傾けて中に入っている珈琲を映してみる。液体から湯気が立ち上っている。白い湯気はわたしを囲んでいる。もやもやと少し昇ってすぐに消える。鏡は湯気によりくもっている。わたしがさらにぼやけていく。わたしは鏡の中のわたしに向かって話しかける。ねえ、その珈琲をいただけないかしら、ねえ、わたしは喉が渇いたの。すると鏡の中のわたしは応える。イヤよ、わたしだって喉が渇いてたまらないんだから、せっかく煎れた珈琲です、まだ湯気ももうもうと昇っています、これはわたしが飲み干すための珈琲なんだからね。鏡のわたしから目をそらす。わたしは珈琲を持っている。カプはとても熱い。そうかこれを飲めばいいわけだ。わたしはそおっとカプに口を付ける。熱くってひるむけれど、ふーふーしてなんとかほんの少し珈琲を流し込む。鏡の中の彼女も飲んでいるようだ。ねえ、と飲み込んでわたしはもういちど話しかける。交換しない?イヤよ、だいたい鏡の中にあなた入ってこれないでしょう?わたし、鏡に入れないんだ、とわたしは再び珈琲を口に含む。すごく苦い。
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