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気取って感嘆符をつけてみたところで

気取って感嘆符をつけてみたところで、あたしは鮫!のままだった。鮫であるあたしは補食しなければならない。そうしないとやがて体力を失い、力つきてしまう。死んでしまう。あたしはまだ死にたくないのだ。まだしたいことが山ほどある。燃えるような恋をしたい。浴びるようにこんにゃくゼリーを食べたい。たまには恥ずかしい思いもしたい。だから生き続けなければならない。あたしは捕食を開始する。質にかまっている場合ではない。なにしろあたしは腹が減っている。腹の虫は、収まらなくなればあたしを凌駕し、あたしを操って闇雲にエサを探すだろう。あたしの感情は排除され、鮫の形をした腹の虫になってしまう。虫は乱暴だ。あたしの身体を使って手段を選ばずにエサを食うのだろう。あたしは鮫の仲間から、非難される。食うために何でもする鮫など仲間ではない、とあたしは鮫業界から排除される。って鮫業界に入ったつもりもないし、あたしはもともと人間だった。さっきまで人間だった。今は鮫である。どうしてそうなってしまったのだろうか。考えて思い出すと、きっかけはポテトサラダだったような気がする。不思議なポテトサラダだったのだ。美味くもなかった。仕方なく手を付けて、食べきっただけだった。ぼんやりした光りが徐々に強くなって、目がくらみ、あたしは意識を失った。気がついたら鮫!だった。海に入ったつもりもない。なのに泳いでいる。悠々とあたかもはじめから鮫だったかのように、あたしは泳いでいる。そして腹をすかせ、補食しようと思っている。人間に戻りたいけれど、それよりもまず腹の減りをおさえたい。さて何を補食しようか。太いものがいい。まるまる太ったものであれば、食べ応えがある。腹の持ちもいい。できるだけ太ったものを探す。すると前方に泳いでいる、力士!だ。まるまると太っている。3日ぐらいは持ちそうだ。よだれがたらたらと出てくる。海の水と混ざる。力士は何も知らずにゆっくりと泳いでいる。バカンスにでもきたのだろう。不運だったなあ、とあたしは同情する。あたしの食べられるなんて、悲劇以外のなにものでもないわ。新聞はセンセーショナルに伝えるだろう。力士、鮫に食われる、と。もうすぐ大関だったのに、来期で昇格すること、ほぼ間違いなし、とまでいわれていたのに。けれど知ったことではない。あたしは獰猛で残忍な鮫、業界から認められるためには補食し、生き続ける必要がある。いや、鮫業界になんて認めてほしくないし。入るつもりもないし。あたしが力士を食うのはただ、腹が減っているからでそれ以外の何の理由もない。
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