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宿

宿というほどいいものではない。かといって野宿というほど悪くもない。眠ることができるスペースがあって、そこに毛布がしいてある。それだけでもう十分じゃないか。と主張する人もいるだろう。けれど、それでは満足に眠ることもできないという人もいる。要は主観、人によって様々。それでオマエはどうなんだということが重要になってくる。冒頭のとおり。別に嫌でない、だからといって住み着くつもりもない。知ってか知らずか順番待ちがいる。俺がいなくなったらすぐさまこのスペースを乗っ取る気なのだろう。たしかにそこらへんに比べたら格段の寝心地だ。それは万人が認めるはずだ。順番待ちは行列をなしている。俺はそろそろ移動すべきなのだろうか。このスペースも別に俺が作ったわけでもないし、たまたま見つけたに過ぎない。だとしたら全然、俺はもう十分甘い汁を啜って啜って啜り尽くした頃じゃないだろうか。もう十分だ。そろそろ移動する、と心に決めて外に出る。順番待ちの連中はさあ色めき立つ。ついに交代の時が来たそれを待っていた、それだけがすべてだった。邪魔なやつはどこかへ消えろ。無言の声が聞こえる。耳元で囁かれているような気がする。圧力を感じる。俺は静かに足を前に出し一歩進んでみる。順番待ちの連中の、のどがごくりとなる。ひどく大きな音が鳴り響く。俺はリズムに乗ってスキップを踏む。軽やかに、できるだけかろやかに遠くへいくつもりだ。別に惜しいとは思わない。宿というほどいいものではないのだ。またすぐにこれぐらいのスペースなど見つけてやろうと思っている。俺の野望は空へ届く。
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