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かざらない 2

気づいたら散弾銃を持っていた。ふたりの血潮を浴びて視界が赤くなっていた。裁判員も同情の余地ありと重い刑を受けずにすんだが、女にとってはどうでもよかった。罪を償い、無気力なまま日常に戻った。女のまわりには誰もいなくなった。死にたいとも思わなかった、ただ何をするにも億劫だった。幸い、と言うべきか両親が残した財産があり、生活に困ることはなかった。次第に人間関係は薄くなり、ついに誰とも連絡を絶った。わずかな食料とともに部屋に閉じこもった。

顔を見ない隣人を心配し、市役所に連絡があり、自治会の役員とともにはいってきたのが、彼だった。担当だと名乗り、女の生活のことを聞いてきた。最初は煩わしかったが、氷が溶けていくように、彼女は彼にひかれていった。彼の方も満更ではなく、日常的な付き合いになりつつあった。

彼女らが結ばれたのは、出会って3ヶ月後のことだった。彼女はその快楽に浸った。彼の方は例の事情のため、没頭できなかったが、それなりに楽しみ、いずれ、と心に秘めた。

自然にふたりは籍を入れようと話し合い、家族ぐるみの付き合いとやらをお願いする段になり、問題が浮かび上がる。彼女の過去だ。罪は償っているとはいえ、彼女は人をふたり殺している。彼の家族に反対勢力がいた。犯罪者と家族になるものですか、という姉だった。両親も祖父母もなんとか納得した、むしろ応援してくれた。が、姉の意思は固かった。犯罪者と家族になるぐらいなら、死んでやるとまで言う。その乱れようは病的であった。

知人のすすめで施設に送った。
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