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法師の右フック

法師は右フックを得意としていた。彼の右フックが世界を制するかもしれない。と解説者は囁く。法師が右フックを使えば次の瞬間、そこにあるものは倒れた挑戦者と、カウントをとるレフリーだけだった。静寂が舞い降りた。それぐらい自信を持っていたから、最後に頼るのも右フックだった。借金取りに追われている時も、右フックがすくってくれた。痴漢に間違われた時も、右フックにより解決した。屈強な駅員も彼の右フックの前ではただの駅員だった。いや、駅員以下の、ただの眠った人だった。彼は右フックによって生じた隙を見て逃げた。追ってきた別の駅員も右フックで応じた。駅員はやっぱりなという顔をして倒れた。しばらく起き上がらなかったのは、起き上がれなかったのではなく、面倒になったに過ぎなかった。いつからか右フックが彼に指示を出し、彼を操るようになった。彼は右フックの言いなりだった。右フックが、三回回ってワンと言えと言えば三回も四回も回って、わんわんわおーん、と鳴いた。余計なことをするな、と怒られたがめげない。右フックに気に入られたい一心だった。やがて右フックは舎弟としての法師を使いっ走りにしてカレーパンを購入するようになる。お気に入りのカレーパンを買ってこさせた。法師は阿呆だったので、パンを良く間違えた。カレーパンと言われても、ぶどうパンを買ってしまうのだ。だってぶどうパンの方がおいしそうだったんだもの、と法師は言った。右フックは仕方なくぶどうパンを食う。右フックなりのやさしさだった。
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