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読み解く人

いらっしゃいとだけ、爺は言った。そして椅子に座らされた。爺は書類を読んでいる。私のことが書いてある書類をしばらく読んでから顔を上げた。私の情報と、顔を見比べる。そうギャップはなかったようだ。爺は包丁を手にし、私の腹を割いていく。まず臓物を取り除くんだ。そうしないと匂いが悪くなるからね。もちろんあとでつかうよ、別の用途に使うから大丈夫、とその目は語っている。大分、取り除いてから、今度は背を開く。3枚におろせば一番使い勝手がいい。古来より用いられた手法を爺はなぞっていく。取り除いた臓物を少し、人差し指ですくいとって舐める。それで鮮度がわかるらしい。寄生虫やなんやと細かいことは気にしない。それが爺のいいところだ。申し分なし、とつぶやく。造りにしようか、迷っている。造りは注文が入ればいいが、足が速いため、躊躇される。三枚におろされた私は吊るされている。そこからナイフで少しずつ切り取られて食べられる。美味、と言われる。あるいはトレビアンと言われる。その度に私は震える。芯から震えるのだ。
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