FC2ブログ

Entries

綿毛が頁に舞い降りた

実際、感情移入もはなはだしいぐらい主人公に想いを寄せていた。この小説が進んでいる間だけ私は生きているのだ、永遠にこの小説が続けばいい、とさえ思った。座席に座って、発車を待ちながらそう思っていた。頁をめくる。ふと、吹くはずのない風が吹いてきて、それは小学生が窓をあけたせいだったけど、その風に乗って綿毛が頁に舞い降りた。主人公がとても落ち込んで、涙を流している悲しい場面に舞い降りた。綿毛は主人公の涙の跡が残る頬をなぞって、さらに吹いてきた風によって、すぐにどこかへ飛んでいった。それで、私は現実にいる恋人のことを思い出すことができた。
スポンサーサイト



この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://nayura06.blog27.fc2.com/tb.php/48-9030df98

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

なゆら06

Author:なゆら06
FC2ブログへようこそ!

月別アーカイブ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR