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ハンケチーフは万年雪の底に

これはただの風邪かもだし、だけど母は「あたしもそうだから遺伝的にあんたもよ」となぜか自慢気だし。電車。最初がらがら、座席にどかと座る。終点に近づくにつれ次第に込む。老婆が前に立ったんで、すぐさま席譲る。老婆は微笑んで「ありがとう」と座る。もう満員だし、立ち上がってそのすぐ上にあるつり革を持ち、老婆のほうを向いている。突然、鼻むずむずして、くしゃみがでそうになるが、ここは堪える。あたしのくしゃみの様はひどくて、いろんな液が飛び散るし、連続ででて痙攣してるみたいだし、ここでくしゃみするということはつまり、後ろの人の腹にひじを入れ、前の老婆に液をかけるということ。避けたいなんとしても。がしかし、恐るべし花粉症、もうあきません、とくしゃみ。5連続で致命傷。ほら後ろ横の人のうめき声。顔を上げる、ほら目を閉じた老婆の頬に黄色めの液。ほらその迷惑そうな顔といったら。バッグの中に手突っ込んでハンケチ探す。
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