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弟の、新聞配達を手伝う冬のある日

仕方なく起きて、パジャマのままで、上に分厚いコートを羽織り、手袋をはめ、マフラーを巻き、自転車に乗る。新聞がおいてある場所はバス停の待合所だから、そこに溜息をついて向かう。弟がこの辺りの新聞を配達するアルバイトをやっていて、しかし当然冬の朝は厳しく、初めて2ヶ月で早くも泣き言を言い始めたから家族は、何とかその負担を軽くしてやろうと躍起になり、私と父が手伝うことになったのだ。しかし、当然手伝った分、私もバイト代をもらえるのだけれど、そんなはした金で冬の早起きを強要されるなんて、どう考えても割が合わない。待合所に置いてある新聞を担当分だけ取り、自転車をこぐ。私の担当する10軒は長い坂の上にあって、その長い坂を上る。冷たい風を受けて頬が痛くなる。息のあまりの白さに少し感動する。まだ薄暗い空が少しづつ明るくなる。
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