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阪神大震災の記憶

私は眠っていた。当たり前だ、時刻は6時かそこらで、当時の私の毎日の起床時刻は7時だった。最初の大きな揺れのあと、父の声がおぼろげながら耳に入ってきた。世界は終わる、一瞬本気でそう思った。「机の下に入れ!」次の揺れの最中のはっきりとした声。私は2段ベッドの下で、弟が上で、それぞれ眠っていた。やはり眠っていた弟が緊急事態に気付き、私の名前を呼んだ。揺れは止んだ。大丈夫だよ、こっち降りてきなさい。弟がゆっくり降りてきて、父も寝室の方から私たちのもとにやってきた。大丈夫か、何か落ちてこなかったか、怖くないか、と質問攻めにする。父も混乱していたのだと思う。それから私たちが何も変わらずぽかんとしていることに気付いて一息ついて、温かいスウプをいれてやる、そう言って父は台所へ降りた。
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