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雨の暴れ狂う

確かに意思を持っていた。狙い打つように、一流の腕を持つスナイパーが高層ビルの屋上から地面を歩く大統領を。一瞬で、降りだし、というよりも撃ちだし!気付けば足は水に浸かっている。その流れにとられておぼついている暇があったら、歩を進めた方が良いさもなくば濁流の渦に飲み込まれ、マンホール下の下水道へ一直線であり、そうなっては命、燃え尽きるまでもなく濡れ、水分を含んだ肉体のぼうわんとした皮膚は押してもどらない弾力のなさ。警戒はしていた。政府から警告、メディアでも警告、しかし予測不能であり、次にどこに現れるか、それはまさに神のみぞ知る、いや、雨にゆだねられていたのだ。無力であった。都会、人間、小さな生物、無気力なもの、もの、もの、そのどれもが雨の前で赤子のようであった。人はそれに対抗する為に、ありとあらゆる方法を用いた、どれも雨の前で無力であった。流れははやくなり、弱くなる。それで雨上がりが近いことを知る。それが合図のように雨上がり、なんでもない青空が一面を覆い、人々はその脅威を忘れるのだ。
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[C388] Unknown

東京では、急にまとめて降っていたようですね。

どれだけ便利になっても防げない事があり、コントロールできない事があり、ってこと人間は自覚しとかないと、ひどい目に合うのですね。

ゲリラ豪雨、なんて意思を持っているにちがいない、と思います。わざとにやっとるんや。弄ばせているだけなんやって。

環境の変化、元を辿っていけば人間のあれこれになるのでしょうね。

個人でできることなど限られてるじゃん、なんて思ってましたけど、たくさんありますからね。ひとつずつやっていけばいいと思う。

どうぞ気をつけてください。
  • 2008-08-31 07:10
  • なゆら
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[C389] 記憶

もう10年以上前ですが、東京に豪雨がありました(この頃はしょっちゅうですが)。その日は客先まわりでしたが地下鉄銀座線が水浸しでストップするという前代未聞の事態になりました。地上に出れば出たで息もできないような風と雨。マンホールは逆流した雨水で蓋が盛り上がっていました。

その後、東京は地下に大規模な貯雨槽を築くなどして防災対策を営々と続けてきました。それでもあの時のような豪雨があると交通は乱れ人々は右往左往してます。でも一夜明けてカラッと晴れるとすっからかんと忘れてまた日常に戻ります。東京人の淡白さというより、「のど元過ぎれば熱さ忘れる」とう悲しい人間の性なんでしょうね。

関東は今夜も豪雨。23区には大雨洪水警報が出ているようです。
  • 2008-08-30 22:32
  • 三四郎
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